★怒りっぽいのは病気?イライラする・キレる原因は男性更年期障害かも

怒りっぽいのは病気?
イライラする原因

「家族に対して急に怒りっぽくなった」
「イライラしてキレやすいのは病気のせい?」

40代をすぎて急に怒りっぽくなったと感じることはありませんか?

イライラしたりキレたりするのは病気のせいかもしれません。

この記事では、以下の内容について解説しています。

  • 40代以降の男性が怒りっぽくなる原因
  • 男性更年期障害のセルフチェック方法
  • 今すぐできる男性更年期障害の対処法

年齢を重ねて怒りっぽくなったと感じている方は、ぜひ参考にしてください。

なお、あすか製薬メディカルでは男性力を可視化できる「ホルモン量測定キット」を販売しております。

髪・爪からテストステロンを数値化

髪の毛10本※1を送付するだけで、下記のことがわかります。

  • 男性力※2の指標となるテストステロンの数値
  • 男性力のレベルを4段階で評価
  • あなたへのアドバイスや男性ホルモンを増やす方法など、男性力アップに役立つ情報

「最近、昔のようにやる気がでない」「男性力の衰えを感じる」という方はぜひ測定キットをお試しください。※3

※1 3cm以上の後頭部の毛髪を10本以上。長さが足りない場合は15本以上切ってください。
※2 男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※3 本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。


※ 本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。

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怒りっぽいのは病気?40代以降なら男性更年期障害の可能性あり

悩む男性

年齢を重ねて怒りっぽくなったと感じる場合、男性更年期障害(LOH症候群)の可能性があります。

男性更年期障害は、男性ホルモン「テストステロン」の減少により心身へとさまざまな不調をもたらす病気です。

加齢によって男性ホルモンが低下する40代以降が発症しやすい傾向にあります。

男女別・加齢と性ホルモン分泌の変化

国内の潜在患者は約600万人といわれています。患者の多くは40代以降の男性ですが、男性ホルモン量が少ないと若い方でも発症する可能性があります。

※参考:厚生労働省|「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果

男性更年期障害による心身の不調は、

  • イライラ
  • 気分の落ち込み
  • やる気の低下
  • 性欲の減退
  • 筋力の衰え

などさまざまです。そのうち一つの症状として「怒りっぽくなる」が挙げられます。

なお、女性の場合は40代以降にホルモン量がガクッと減少し、閉経などのサインも表れるため、更年期障害を自覚しやすい傾向にあります。

対して男性の場合は、加齢とともにホルモン量が緩やかに減少するため、更年期障害の自覚がない方も多いようです。

毛髪10本からあなたの男性力がわかる「ホルモン量測定キット」

髪の毛たった10本からテストステロンを数値化

あすか製薬メディカルでは、髪の毛たった10本※1から男性力※2を可視化できる「ホルモン量測定キット」を開発しました。

ホルモン量測定キットは男性ホルモンの代表格である「テストステロン」の量を測定できるキットです。

「テストステロン」は骨格、筋肉を強化するだけでなく

  • 生活習慣病の予防やアンチエイジング
  • 日々のバイタリティーやモチベーションを向上させる
  • 男性の生殖機能を向上させる

など、男性の心身の健康を保つのに非常に重要な役割を果たしています。

使い方は簡単3ステップ!

  1. 後頭部の髪の毛10本※1をはさみで切る
  2. 切った髪の毛を袋に入れる
  3. ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ

3分ほどで簡単に完了します。

結果レポートでは下記のことがわかります。

  • 男性力の指標となるテストステロンの数値
  • 男性力のレベルを4段階で評価
  • あなたへのアドバイスや男性ホルモンを増やす方法など、男性力アップに役立つ情報

「なんだか、集中力がなくやる気が出てこない」

「筋トレなど運動をしても、昔みたいに成果があがらない」

「男らしさがない!」と女の子に言われた…という方は、ぜひ一度ホルモン量測定キットをお試しください。※3

※1 3cm以上の後頭部の毛髪を10本以上。長さが足りない場合は15本以上切ってください。
※2 男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※3 本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。

怒りっぽい男性は要チェック!男性更年期障害の診断ができるAMSスコアとは

チェックリスト

最近怒りっぽくなったなと思ったら、AMSスコアで男性更年期障害のセルフチェックをしてみましょう。

AMSスコアとは、男性更年期症状の進行度合いを示す一つの指標で、症状ごとに5段階で点数をつけていき合計スコアによって症状の程度を判断します。

次の表のそれぞれの項目において、当てはまるものをチェックし合計スコアを算出してみましょう。

◆AMSスコア(男性更年期障害質問票)

症状症状なし弱い中程度重い非常に重い
総合的に調子が思わしくない12345
関節や筋肉の痛み12345
ひどい発汗12345
睡眠の悩み
(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない等)
12345
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる12345
いらいらする12345
神経質になった12345
不安感12345
からだの疲労や行動力の減退12345
筋力の低下12345
憂うつな気分12345
「絶頂期は過ぎた」と感じる12345
力尽きた、どん底にいると感じる12345
ひげの伸びが遅くなった12345
性的能力の衰え12345
早朝勃起の回数の減少12345
性欲の低下12345
  • 17~26点:なし
  • 27~36点:軽度
  • 37~49点:中等度
  • 50点以上:重度

引用元:日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会/「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会「加齢男性性腺機能低下症候群 診療の手引き」

合計スコアを確認して、結果が中等度以上の場合には医療機関の受診をおすすめします。

怒りっぽい以外にも|男性更年期障害の症状

怒りっぽい以外にも、男性更年期障害には下記のような症状があります。

身体症状関節痛、筋肉痛・肩こり、全身の疲労感や倦怠感、発汗・ほてり、肥満(メタボリックシンドローム)、頻尿
精神症状イライラ、不安・パニック、うつ、不眠、意欲の喪失、集中力・記憶力の低下
性機能障害ED(勃起障害)、性欲低下

あらわれる症状には個人差があり、自覚症状だけではうつ病など精神疾患との区別が難しいといわれています。

なんとなく上記のような不調が続くという場合には男性更年期障害を疑いましょう

今すぐできる!男性更年期障害の8つの対処法

ストレッチをする男性

男性更年期障害の改善が期待できる8つの対処法をご紹介します。

  1. 食生活を見直す
  2. 他人と競い合う環境を作る
  3. 適度な運動を習慣づける
  4. 睡眠をしっかりとる
  5. ストレスをためない
  6. 過度な飲酒を控える
  7. 禁煙する
  8. クリニックを受診する

日常でできることから、重症度が高い場合の対処法まで、それぞれ詳しく見ていきましょう。

①食生活を見直す

食生活

男性更年期障害は男性ホルモンである「テストステロン」の減少が原因で起こるため、テストステロンの分泌を促す食材を積極的に摂取するなど、食生活を見直しましょう。

テストステロンを体内で産生するための原料はコレステロールなので、コレステロールの摂取は非常に重要です。

加えてタンパク質もテストステロンの産生を促すと言われています。

タンパク質が豊富で、かつコレステロールも摂取できる卵や肉類は積極的に摂取したい食材です。

テストステロンの分泌を促す「亜鉛」を多く含んだ貝類やレバーなども積極的に摂りたい食材ですが、亜鉛は他の栄養素の吸収を阻害する働きがあるため摂りすぎには注意しましょう。

また、最近ではダイエットやトレーニングのための糖質制限が流行っていますが、テストステロンを作るには糖質などの栄養素も必要です。

かたよった食事は避けて、バランスのよい食生活を心がけましょう。

②日々何かにチャレンジできる環境を作る

ジャンプする男性

テストステロンは適度な競争心を持つことで分泌が促されるため、日々何かにチャレンジできる環境を作るのがおすすめです。

たとえば、

  • 勝ち負けのあるスポーツを始める
  • 趣味で作った作品をコンテストに出展する
  • 将棋やゲームで楽しみながら競い合う

などです。

競争心だけではなく、自己表現の場を作って承認欲求を満たすことも、男性ホルモンを増加させる有効な対策といえるでしょう。

ただし、結果を気にしすぎてストレスをためてしまうと意味がないので、趣味程度に考えて楽しみながらチャレンジできる環境であることが大切です。

③適度な運動を習慣づける

夕方にランニングする男性

適度な運動によって筋肉を使ったり、筋肉量を増やすトレーニングをしたりすることもおすすめです。

毎日短時間でもウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動を継続しておこなうことで、男性ホルモン「テストステロン」が上昇すると言われています。

筋肉は動かしている間だけではなく、筋肉自体にもテストステロンを作る働きがあるため、筋トレも効果が期待できます。

ただし、過度な筋トレでオーバーワーク状態になると、かえってテストステロンが減ってしまう可能性があるので追い込み過ぎには注意しましょう。

また、一人でおこなう運動のほかに、サッカーやバスケットボールなどのチームスポーツで、競い合ったり興奮したりしてテストステロンの分泌を高めるのも効果的です。

④睡眠をしっかりとる

朝日を浴びる男性

男性ホルモンは睡眠中に分泌されるため、しっかりと睡眠がとれていないとテストステロン値が低下する恐れがあります。

男性更年期障害はテストステロン値の減少が原因とされているため、症状の予防や改善には睡眠も重要です。

5時間未満の睡眠を1週間続けることで、テストステロン値が10〜15%程度低下したという研究結果もあります。

参考:AT THE FOREFRONT UChicago Medicine

そのため、1日7時間程度は睡眠をとるようにしましょう。

睡眠時間だけではなく睡眠の質も重要です。寝る前にスマホを見ない、寝酒をしないなど、睡眠の質向上を心がけましょう。

⑤ストレスをためない

くつろぐ男性

ストレスは男性ホルモン減少に影響するといわれているため、ストレスをためないことやストレスを発散することも男性更年期障害の予防法の一つです。

ストレスをまったくためないことは難しいため、たまったストレスを発散する方法を見つけておくことが大切です。

  • 入浴や睡眠によってリラックスする
  • 趣味に没頭する
  • 体を動かす
  • 好きな物を食べる
  • 友達と話す

ストレス発散方法は人それぞれなので、自分に適した方法を知っておくとよいでしょう。

⑥過度な飲酒を控える

飲み会

過度な飲酒が長期にわたると、テストステロンを多く生成している睾丸(精巣)の機能が低下する恐れがあります。

適量のアルコールであれば程良いリラックスになりますが、過度の飲酒には注意が必要です。

1日の飲酒量の目安は、ビールなら500ミリリットル程度、日本酒なら1合程度といわれています。

※参考:厚生労働省|健康日本21(アルコール)

また、寝る直前の飲酒は眠りが浅くなり自律神経が乱れる原因にもなるため控えましょう。

⑦禁煙する

タバコで×を作る医師

たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させる恐れがあります。血流が悪くなればホルモン分泌も妨げられるため、たばこは早いうちに辞めるのが望ましいです。

たばこは依存性も高くなかなか一人ではやめられないという方も多いので、禁煙外来などを利用するのもよいでしょう。

⑧クリニックを受診する

説明する医師

生活習慣の見直しをしても症状が改善されない、症状がどんどん悪化しているように感じるといった場合には、クリニックを受診しましょう。

クリニックでおこなう男性更年期障害の治療には、主に漢方薬とホルモン補充療法があり、症状によって併用もしくはどちらかを選択します。

漢方薬ホルモン補充療法
治療法自然由来の生薬を使用してホルモン分泌しやすい環境を整える足りない男性ホルモンを経口薬・注射・皮膚吸収などで補充する
期待できる効果悩みに応じた漢方を選択することで、症状の緩和が期待できるテストステロン自体を直接的に増やし、男性更年期障害の根本改善が期待できる
注意点・効果があらわれるまで時間がかかる
・症状が重度の場合は効きにくい場合がある
肝機能障害や多血症など副作用の可能性がある

男性ホルモン値がそれほど低くなく症状が比較的軽い場合には、症状ごとの対処法としてED治療薬や抗うつ薬などを使用する場合もあります。

男性更年期障害は放置することで症状が悪化する恐れもあるので、心身の不調を感じる場合は早めに医師へと相談しましょう。

怒りっぽくなる病気に関するよくある質問

よくある質問

ここからは、怒りっぽくなる病気に関するよくある質問にお答えしていきます。

Q. 父が最近急に怒りやすくなったのですが、家族でできることはありますか?

ストレートに「怒りっぽくなった」と指摘してしまうと、「批判された」「注意された」とかえって気持ちが昂り、逆効果になってしまうこともあります。

怒りっぽくなったことには理由があり、男性更年期障害という疾患の可能性を教えてあげるのも一つの方法です。

病気かもしれないと知ることで、今後の対策を考えるきっかけにもなるでしょう。

また、男性更年期障害は生活習慣を見直すことで改善できる可能性もあるので、食卓のメニューを見直す、運動に誘うというのもおすすめです。

以前と比較して明らかに性格が変わったと感じるなら、クリニックの受診を勧めることも検討しましょう。

Q. 20〜30代でも病気で怒りっぽくなりますか?

男性更年期障害は40代以降に発症しやすい傾向にありますが、20代や30代でもテストステロン値が低ければ発症し、怒りっぽくなる可能性があります。

テストステロンの減少度合いには個人差があり、もともとの体質や過度なストレスによって年齢と関係なく発症することがあります。

Q. 70〜80代の高齢者が怒りっぽいのは病気ですか?

70〜80代の男性が突然怒りっぽくなった場合には、男性更年期障害のほかに認知症の初期症状の可能性があります。

認知症の場合には、怒りっぽくなるだけでなく、人柄が大きく変わり攻撃的になるなどの症状もみられるため、十分に観察することが大切です。

Q. 男性更年期障害以外にも怒りっぽくなる病気はありますか?

男性が突然怒りっぽくなった場合、男性更年期障害以外に考えられる病気には下記のようなものがあげられます。

  • うつ病
  • 躁うつ病
  • 統合失調症
  • 強迫性障害
  • 甲状腺機能亢進症

イライラする・すぐキレる・怒りっぽいなどの症状がある場合には、精神障害の可能性もあるため注意が必要です。

Q. 怒りっぽくなったと感じたら何科を受診すればいいですか?

突然怒りっぽくなり男性更年期障害の症状が当てはまったら、メンズヘルス外来や男性更年期外来を受診しましょう。

まとめ

説明する医師

40代以降の男性が突然怒りっぽくなった場合には、男性更年期障害の可能性があります。

男性更年期障害は怒りっぽい以外にも身体症状・精神症状・性機能障害などさまざまな症状があります。

仕事に支障をきたす症状もあるため、心当たりのある方は今すぐ対策を始めましょう

男性更年期障害の改善や予防に、効果が期待できる対処法をまとめました。

  1. 食生活を見直す
  2. 他人と競い合う環境を作る
  3. 適度な運動を習慣づける
  4. 睡眠をしっかりとる
  5. ストレスをためない
  6. 過度な飲酒を控える
  7. 禁煙する
  8. クリニックを受診する

また、重症だと感じた場合には、一人で悩まずクリニックを受診することも検討しましょう。

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