★クリニック経営におけるホルモン検査技術のご活用について

クリニック経営における
ホルモン検査技術のご活用について

あすか製薬メディカルは、独自の微量測定技術により、多様なマトリックス(組織、唾液、尿および培養細胞など)におけるステロイドホルモンの測定が可能です。

特に近年では、従来の技術では困難だった少量の毛髪検体からステロイドホルモンの測定が可能となりました。

なお、今回ご紹介の検査については、「液体クロマトグラフィー・タンデム型質量分析(LC-MS/MS)」を活用し、ホルモンの測定を⾏います。

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1.ご提供可能な検査手段

①毛髪ホルモン量測定キット

毛髪5〜10本でAGAリスクを評価する検査キットです。

※1 3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上採取する必要があります。

AGA(男性型脱毛症)の原因のひとつといわれている、DHT(ジヒドロテストステロン)量の測定によりAGAリスクを4段階で評価します。

※フィナステリド・デュタステリドの薬剤検出有無を測定することも可能です。(オプションでの追加となります)

【検査の方法】

  1. 本製品内に入っている毛髪貼付用台紙に記載されているQRコードより、メールアドレスをご登録頂きます。
  2. ご自身で、根元から3cm以上の髪の毛をハサミで切り5~10本採取してください。
    ※長さが足りない場合は10本以上採取してください
  3. 毛髪貼付用台紙へ毛髪を固定し、付属のチャック付ポリ袋へ入れましたら、返送用封筒にて検査機関にご送付お願いします。
  4. 約2〜3週間後にメールにてレポートが届き、検査結果を確認できます。

【結果レポートの内容】

以下の内容がメールにて送付されます。

  • 毛髪中のDHT量
  • AGAによるリスクレベル(4段階)
  • AGA対策・クリニック受診に関する案内

毛髪ホルモン量測定キットのご活用イメージ

新規集患へのご活用

実際にDHTの値やリスクを数値で確認することで、治療のきっかけ作りとしてご活用いただけます。

診察時のオプションとしてご活用いただくことで、診察の満足度を高めるツールとしてもお使いいただけるでしょう。

※医師の診断に変わるものではありません。

既存患者様へのご活用

本キットはAGA治療中であってもご利用いただけます。

見た目だけでなく、実際に数値の変化を確認することで、患者様の治療のモチベーション向上に役立つでしょう。

実際に、5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬を服用した被験者において、本製品の使用を試みたところ、DHTの値が低く出ていることが確認できました。

臨床試験でのご活用

とくにAGA専門で診療されているクリニックについては、臨床試験でのご活用も可能です。

②受託での検査結果送付

DHT量の測定以外にもエストロゲン、コルチコイドなどをはじめ多項目の受託検査もご案内しています。

血清/血漿では1検体から最大27項目の測定が可能です。

なお、毛髪からのDHT量測定以外の検査については受託のみでの扱いとなり、現時点で既製品の用意はございません。

LC-MS/MS測定法のご紹介

あすか製薬メディカルのホルモン検査はLC-MS/MSを採用しています。

少量検体からの多項目一斉ステロイド測定

独自の誘導体化技術と分離技術により多項目を高感度で測定可能です。(特許第4634913号)

1検体から最大27項目のステロイド測定ができます。

超高感度エストロゲン測定

超高感度エストロゲン測定法の特許を2016年に取得(特許第6041125号)しています。

従来は難しかった低濃度のエストラジオールが測定可能になりました。

従来のイムノアッセイで測定不能な閉経後女性についても、LC-MS/MSであれば測定可能です。

甲状腺関連項目を正確に測定

従来のイムノアッセイに比べて、特異性の高い測定法をLC-MS/MSにて開発しました。

L C ~M S/MSとイムノアッセイの相関

非侵襲性の試料からの測定

実績のある唾液試料に加え、少量の毛髪(10 本、3 cm)からのステロイド測定が可能です。

男性及び女性毛髪中ステロイドのクロマトグラム例

各種試料のホルモン検査

あすか製薬メディカルが用いているLC-MS/MS法により各種試料中のホルモン測定が可能です。

毛髪

非侵襲性の検査試料。日内変動の影響を受けず、数ヶ月の平均的な値が得られます。ウイルスなどの感染リスクもなく常温で取扱い可能です。

唾液

非侵襲性の検査試料。実績のある検査試料です。唾液の成分の大部分は血液由来で、血液検査と比較すると侵襲性が低いためさまざまな検査で用いられています。

血清/血漿

血液を遠心分離することで細胞成分を除去して検査します。汎用されている検査試料です。

検査可能なホルモン一覧

血清/血漿

  • エストラジオール(E2)超高感度/通常感度
  • エストロン(E1)超高感度/通常感度
  • テストステロン(T)
  • アンドロステンジオン(A-dione)
  • デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
  • ジヒドロテストステロン(DHT)
  • アンドロステロン(AND)
  • アンドロステンジオール(Δ5A-diol)
  • 5α-アンドロスタンジオン(5α-A-dione)
  • 5α-アンドロスタン-3α,17β-ジオール(5α,3α-A-diol)
  • 5α-アンドロスタン-3β,17β-ジオール(5α,3β-A-diol)
  • エピアンドロステロン(EpiAND)
  • エチオコラノロン(Etio)
  • 11-ヒドロキシテストステロン(11-OHT)
  • 11-ケトテストステロン(11-KT)
  • 11-ケトジヒドロテストステロン(11-KDHT)
  • 11-ヒドロキシアンドロステンジオン(11-OH4)
  • 11-ケトアンドロステンジオン(11-KA4)
  • 遊離テストステロン(Free T)
  • 遊離コルチゾール(Free F)
  • 遊離コルチゾン(Free E)
  • バイオアベイラブルテストステロン(Bio-T)
  • バイオアベイラブルエストラジオール(Bio-E2)
  • コルチゾール(F)
  • コルチゾン(E)
  • 11-デオキシコルチゾール(11-DOF)
  • コルチコステロン(B)
  • 11-デヒドロコルチコステロン(A)
  • アルドステロン(Ald)
  • 11-デオキシコルチコステロン(DOC)
  • 21-デオキシコルチゾール(21-DOF)
  • 18-ヒドロキシコルチゾール(18-OHF)
  • 18-オキソコルチゾール(18-OxoF)
  • 18-ヒドロキシコルチコステロン(18-OHB)
  • プロゲステロン(P4)
  • プレグネノロン(P5)
  • 17-ヒドロキシプロゲステロン(17-OHP4)
  • 17-ヒドロキシプレグネノロン(17-OHP5)
  • アロプレグナノロン(AP)
  • 17-ヒドロキシジヒドロプロゲステロン(17-OHDHP)
  • 17-ヒドロキシアロプレグナノロン(17-OHAP)
  • 5α-ジヒドロプロゲステロン(DHP)
  • エストロンサルフェート(E1-S)
  • デヒドロエピアンドロステロンサルフェート(DHEA-S)
  • プレグネノロンサルフェート(P5-S)
  • ​​1α,25-ジヒドロキシビタミンD3(1α,25(OH)2D3)
  • 24,25-ジヒドロキシビタミンD3(24,25(OH)2D3)
  • 25-ヒドロキシビタミンD2(25-OHD2)
  • 25-ヒドロキシビタミンD3(25-OHD3)
  • サイロキシン(T4-MS)
  • トリヨードサイロニン(T3-MS)
  • リバーストリヨードサイロニン(rT3-MS)
  • 遊離サイロキシン(FT4-MS)
  • 遊離トリヨードサイロニン(FT3-MS)
  • サイログロブリン(Tg-MS)
  • ゲニステイン
  • ダイゼイン
  • グリシテイン
  • エクオール

尿

  • テトラヒドロコルチゾール(THF)
  • アロテトラヒドロコルチゾール(alloTHF)
  • テトラヒドロコルチゾン(THE)

毛髪

  • テストステロン(T)
  • ジヒドロテストステロン(DHT)
  • デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
  • アンドロステンジオン(A-dione)
  • アンドロステンジオール(Δ5A-diol)
  • コルチゾール(F)
  • コルチゾン(E)
  • プロゲステロン(P4)
  • プレグネノロン(P5)

唾液

  • コルチゾール(F)
  • コルチゾン(E)
  • アルドステロン(Ald)
  • テストステロン(T)
  • アンドロステンジオン(A-dione)
  • デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)

※検体量によって、検査可能な項目が異なります。

2.クリニックへのご導入フロー

毛髪ホルモン量測定キット

導入を検討されているクリニックにつきましては「apmed-helthcare@ap-med.co.jp」までクリニック名と導入希望の旨をご連絡ください。

導入前の商品説明なども可能です。ご質問などもお気軽にお問合せください。

受託での検査結果送付

他項目および受託での測定のお申し込み、検体の送付及び測定についてのお問い合わせ等は、下記にお願い致します。

〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1
湘南ヘルスイノベーションパーク内
株式会社あすか製薬メディカル 業務管理部

受付時間:月~金曜日 9:00~17:35(土日・祝祭日・年末年始等を除く)
電話:0466-77-8336(代表) FAX:0466-26-5879
メール:kensa-med@ap-med.co.jp
ホームページ:https://www.ap-med.co.jp/

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