ノコギリヤシは効果なし?薄毛・前立腺肥大への作用

ノコギリヤシは効果なし?
薄毛・前立腺肥大への作用

※本ページはプロモーションが含まれております

#AGA #はげ #薄毛 #育毛

男性の薄毛や排尿症状の改善効果が期待されるノコギリヤシ。

育毛サプリメントに配合されることが多く、「薄毛への効果があるのか?」注目している男性は多いことと思います。

一方でネット上には「ノコギリヤシは薄毛に効果なし」という情報もあり、どちらを信じるべきかわからないという方もいるでしょう。

そこで今回は、ノコギリヤシの有効性と安全性をわかりやすくまとめました。摂取目安量や副作用についても説明していますので、ノコギリヤシの作用に関心のある方はぜひお読みください。

なお、あすか製薬メディカルは5~10本※の毛髪でAGAリスク及びDHT(AGAの原因の1つである男性ホルモン)値がわかる「毛髪ホルモン量測定キット」を提供しています。
※3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上採取してください。

あなたのAGAリスクを髪の毛5〜10本で評価します!

将来的な薄毛が心配な方、最近抜け毛が増えてきたと感じる方は、測定キットの活用をおすすめします。

※本検査キットは医師の診断に代わるものではありませんので、AGAが疑われる場合には医療機関にご相談ください。

もっと見る

ノコギリヤシとは|アメリカ南東部に分布するヤシ

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは、扇形の特徴的な葉をもつアメリカ南東部原産のヤシの一種です。

英語名は「ソウパルメット(saw palmetto)」で、鋭いトゲで覆われた葉身がノコギリのように見えることからノコギリヤシという和名がつけられました。

ノコギリヤシは、北米の先住民の間で古くから食料として重宝さ れています。日本ではあまりなじみがありませんが、海外では男性の滋養強壮や頻尿改善などの効果が期待できるとして広く知られています。

ヨーロッパでは前立腺肥大症の治療薬としても認可を受けており、その有効性については今もなお研究が進められている途中です。

ノコギリヤシの有効成分について

錠剤

ノコギリヤシの有効成分は果実に含まれる脂肪酸エステルや遊離脂肪酸、ステロール類などの脂溶性成分です。

これらの成分は未熟な果実からはほとんど抽出できないため、完熟度が高いものほど有効性が高いと言われています。未熟な果実は緑色で、熟成が進むにつれ黄色・オレンジ色・褐色と色味が濃く深くなるのが特徴です。

また、成熟した果実はそのままにすると有効成分が劣化するため、収穫後すぐに乾燥させて保存します。

ノコギリヤシの効能|いまだ有効性については未確立

陰部をおさえる男性

薄毛や頻尿の改善に効果が期待できると言われるノコギリヤシですが、その有効性についてはいまだ解明されていない部分が大きいです。

これまでの臨床研究のデータから期待できると考えられる効果には、

  • 前立腺肥大の改善
  • 薄毛(AGA)の改善

などがあります。

ここからは上記2つの効果について、これまでにわかっている情報を臨床データをもとに解説していきます。

前立腺肥大の改善

ノコギリヤシが前立腺肥大の改善が期待できることは、これまでに数多くの臨床研究によって解明されてきました。

前立腺肥大症による諸症状(頻尿や排尿痛、残尿感など)の改善に有効であるという評価から、ノコギリヤシを医薬品として認可している国もあります。

しかし、ノコギリヤシの種類や研究の質によって結果に大きな差があることから、その有効性が確実であるとは言えないでしょう。

以上の理由から、日本ではサプリメントとして活用されることはあっても、医薬品として使用は認められていないのが現状です。

参考文献:

厚生労働省eJIM「ノコギリヤシ」

Tacklind J, Macdonald R, Rutks I, et al: Serenoa repens for benign prostatic hyperplasia. Cochrane Database Syst Rev 12:CD001423, 2012. doi: 10.1002/14651858.CD001423.

Barry MJ, Meleth S, Lee JY, et al; Complementary and Alternative Medicine for Urological Symptoms (CAMUS) Study Group: Effect of increasing doses of saw palmetto extract on lower urinary tract symptoms: a randomized trial.JAMA 306(12):1344-1351, 2011. doi: 10.1001/jama.2011.1364.

薄毛(AGA)の改善

海外の臨床研究では、ノコギリヤシの連続投与で薄毛が改善した症例が報告されています。

一方、別の研究機関の報告ではノコギリヤシには薄毛改善の効果がないと結論づけた事例もあります。

ノコギリヤシの有効性や安全性は専門家によって意見が分かれるところでもあり、現段階で確実な効果があるとは言えないでしょう。

参考文献:

Sultan C, Terraza A, Devillier C, Carilla E, Briley M, Loire C, Descomps B. Inhibition of androgen metabolism and binding by a liposterolic extract of “Serenoa repens B” in human foreskin fibroblasts. J Steroid Biochem. 20(1): 515-519, 1984. [PMID: 6708534]

もしかして薄毛かも?毛髪ホルモン量測定キットでAGAのリスクを知ろう

あなたのAGAリスクを髪の毛5〜10本で評価します!

AGA発症のメカニズムには、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関係します。

毛髪内のDHT量は、多ければ多いほどAGAを発症する可能性が高いと考えられています。薄毛の前兆が見られるには、自宅で簡単にAGAリスクが検査できる「毛髪ホルモン量測定キット」の活用がおすすめです。

この検査キットは、採取した毛髪5本~10本※からDHT量を測定できるのが大きな特徴です。

※3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上採取してください

検査結果はDHT値およびAGAリスクが4段階で評価されます。

また、検査結果はセルフケアの強化やAGA治療をするかどうかの目安になると期待できます。

薄毛ケアは早めの対策が肝心です。

毛髪ホルモン量測定キットでご自身のAGAリスクを知ることからはじめてみてはいかがでしょうか?

ただし、検査結果は医師の診断に代わるものではないので、自分がAGAであるか否かの診断を受けるには、クリニックで医師の診察を受けてください。

ノコギリヤシが薄毛に有効だと言われる理由

頭頂部を押さえているつむじハゲの男性

ノコギリヤシが薄毛改善に期待できると言われる理由は次の3つです。

  1. DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する
  2. 5αリダクターゼの発生を抑制する
  3. 臨床試験により薄毛改善の結果が認められた

ここからはそれぞれの理由をより詳しく見ていきましょう。

①DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する

ノコギリヤシには前立腺肥大症や薄毛を誘発するDHTのはたらきを阻害する効果があると考えられています。

ノコギリヤシの有効性に関する臨床データは不十分ですが、DHTの阻害作用がAGA予防に有効であると考えられていることは事実です。

今後の研究結果によってはノコギリヤシに一定の薄毛改善効果があると発表される日がくるかもしれません。

②5αリダクターゼの発生を抑制する

ノコギリヤシには、AGA(男性型脱毛症)の原因物質の一つである5αリダクターゼの阻害作用があると考えられています。

5αリダクターゼは薄毛ホルモンDHTの生成に関わる還元酵素なので、5αリダクターゼの阻害作用はDHT増加の抑制につながります。

③臨床試験により薄毛改善の結果が認められた

海外の臨床試験では、ノコギリヤシを投与された被験者の38%に薄毛改善の結果が認められたというデータがあります。(被験者は中軽度のAGA患者)

引用:Comparitive effectiveness of finasteride vs Serenoa repens in male androgenetic alopecia: a two-year study

同じ臨床試験ではAGA治療薬の効果も同時に検証されましたが、AGA治療薬では68%の被験者に薄毛改善の効果が認められました。

エビデンスはまだまだ不十分ですが、ノコギリヤシの効果は今後も注目すべきと言えるでしょう。

ノコギリヤシは女性と男性で作用機序が異なる?

タンクトップの男女

ノコギリヤシに関する臨床研究は成人男性を対象にして行われているため、女性への作用機序について不明な部分が多いです。

ノコギリヤシに期待される効能の一つに前立腺肥大の改善があります。しかし前立腺肥大は男性特有の疾患であるため、女性への有効性はそもそも検証ができません。

薄毛改善についても、女性と男性で同じ効果が得られるかは定かではありません。

また、女性がノコギリヤシを摂取することについては専門家によって意見が分かれるところでもあります。

健康な成人女性(妊婦・授乳婦を除く)であればノコギリヤシを摂取しても大きな問題はないと考えられています。

しかし、摂取したところで期待するほどの効果を得られない可能性もあるため、女性の摂取については慎重に考えるべきでしょう。

ノコギリヤシの作用を感じられるまでの期間

時計とカレンダー

ノコギリヤシの摂取後、諸症状が改善したと感じられるまでには数週間〜数ヶ月かかると言われています。

1つだけ注意していただきたいのが、ノコギリヤシを摂取したからといって必ずしも期待する効果が得られるわけではないという点です。

そもそもノコギリヤシは医薬品ではありません。日本ではサプリメント(食品)に分類され「健康維持に役立つ特定の成分を濃縮したもの」という役割にとどまります。

お薬のように服用後すぐに作用するものではないですし、現状では治療や予防効果も証明されていません。

数ヶ月飲み続けても何の変化も感じない方もいますので、上記の期間はあくまで目安としてご理解ください。

ノコギリヤシ摂取による副作用

頭をおさえてソファに寝る男性

ノコギリヤシの摂取で起こりうる副作用には、

  • 消化器症状(腹痛・便秘・下痢など)
  • 頭痛
  • 鼻炎

などがあります。

これらの症状が認められる例はごくまれで、摂取目安量におさまっていれば大きな健康被害が生じる可能性は極めて低いと考えられています。

ノコギリヤシを摂取する際に注意したいこと

Pain Points

ノコギリヤシを摂取する際は、以下4つの点に注意してください。

  1. 摂取目安量は1日320mgにおさめる
  2. 抗血小板薬・抗血液凝固薬を服用している方は注意
  3. AGA治療薬を服用している方は医師に相談を
  4. 女性・子どもの使用は控えること

ここからはそれぞれの注意点をより詳しく解説します。

①摂取目安量は1日320mgにおさめる

ノコギリヤシの摂取量は320mg/日を目安としてください。

目安量を大幅に超えて摂取した場合、まれに副作用が認められることがあります。(摂取を中止すれば症状は改善すると考えられています)

ノコギリヤシは多く摂ったからといって効果が高まるものではありませんので、1日あたりの摂取量が320mgを超えないように注意しましょう。

②抗血小板薬・抗血液凝固薬を服用している方は注意

ノコギリヤシには血液をサラサラにし、血流改善が期待できると言われています。

そのため、血液凝固薬を服用している方はノコギリヤシとの相互作用が心配です。事実、ノコギリヤシが出血傾向を亢進させる可能性も報告されています。

参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」

血小板凝集抑制薬や抗血栓薬を服用中の方は、ノコギリヤシの摂取をはじめる前にかかりつけ医に相談することをおすすめします。

③AGA治療薬を服用している方は医師に相談を

ノコギリヤシには5αリダクターゼの阻害作用があると考えられているため、同様の効果をもつAGA治療薬との併用は注意が必要です。

5αリダクターゼの阻害作用は、薄毛改善を目指す方にとって有利な効果です。しかし、摂取量が多いからといってその効果が高まるわけではありません。

むしろ副作用が強く出る恐れがあるため、ノコギリヤシとAGA治療薬の併用についてはあらかじめ医師に相談することをおすすめします。

④女性・子どもの使用は控えること

ノコギリヤシの有効性に関する臨床試験は成人男性を対象にしたものがほとんどであり、女性や子どもの使用は推奨できません。

とくに妊娠中・授乳中の方への安全性は確認されていないため、自己判断で使用することのないようお気をつけください。

まとめ

ノコギリヤシ

薄毛や頻尿改善の効果があるとして耳目を集めるノコギリヤシ。

その有効性を解明するエビデンスはまだまだ不十分ですが、ノコギリヤシの効果については今後も研究が進められることでしょう。

薄毛が気になりはじめると、サプリメントをはじめさまざまな予防法を試したくなるものです。より効果的なケアをするには、まずご自身の毛髪の状態とAGAリスクを知ることからはじめてみてはいかがでしょう。

毛髪ホルモン量測定キットは、薄毛で悩む方のセルフケア強化に役立つアイテムです。人に知られず自宅で簡単にお使いいただけるので、セルフケアの第一歩として取り入れてみてはいかがでしょうか?

あなたのAGAリスクを髪の毛5〜10本で評価します!

※ただし、検査結果は医師の診断に代わるものではないので、自分がAGAであるか否かの診断を受けるには、クリニックで医師の診察を受けてください。

キットとメディアに関する問い合わせ窓口

ホルモン量測定キット問い合わせ窓口

◆【一般の方】

◆【クリニック・企業様(導入検討など)】

メディア掲載に関するお問合せ窓口