うつは男性更年期障害の兆候?症状の違いや治療方法

うつは男性更年期障害の兆候?
症状の違いや治療方法

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#テストステロン #男性ホルモン

「気分が落ち込む」

「仕事や趣味への興味・関心がなくなった」

「眠れない」

「食欲がない」

もしかすると、その症状はうつかもしれません。

症状が酷くなると外出や身だしなみを整えることさえもおっくうになり、人によっては生きることさえもつらくなってしまいます。

この記事では、以下の内容について解説しています。

  • うつ病の原因や症状とリスク因子
  • 男性のうつ病と男性更年期の関係
  • うつ病の治療方法
  • うつ病をふせぐ方法

うつ病の兆候に早く気づき、専門医に相談し早期に治療を受けて症状の悪化をふせぐようにしましょう。


なお、あすか製薬メディカルでは男性力を可視化できる「ホルモン量測定キット」を販売しております。

髪・爪からテストステロンを数値化

髪の毛数本、もしくは爪数片を送付するだけで、下記のことがわかります。

  • 男性力の指標となるテストステロンの数値
  • 男性力のレベルを4段階で評価
  • あなたへのアドバイスや男性ホルモンを増やす方法など、男性力アップに役立つ情報

「最近、昔のようにやる気がでない」「男性力の衰えを感じる」という方はぜひ測定キットをお試しください。

※男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。

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うつ病とは?症状は精神的・身体的の大きく2つあります

うつ病とは?

うつ病は、精神的な症状と身体的な症状の大きく2つに分けられます。

精神的な症状何に対しても興味・関心・楽しさを感じないなど
身体的な症状眠れない、食事がとれない、だるいなど

症状が酷くなると生きていることがつらくなり、死を選んでしまう人も少なくありません。

アメリカの研究では、うつ病の患者はそうでない人と比べて自殺危険率が5倍高いと報告されています。

なかでも、男性は自殺危険率が5~10倍高い特徴があります。

そのほかにも、以下のようなうつ病患者は自殺危険率が高くなるため注意が必要です。

【自殺危険率の高いうつ病患者の特徴】

◆基本的特徴

男性(5~10倍)

65歳以上

単身(特に子供がいない)

失業中

近い過去に強度のストレスフルなできごとがある

自殺に向けた特定の計画(特に致命的な内容のもの)

致死的な方法にアクセスできること

◆病歴・家族歴

自殺企図の既往あり

精神科入院歴あり

自殺の家族歴あり

◆合併疾患

アルコール・薬物依存

パニック発作・重度の不安

重症身体疾患

重度の絶望や快楽欠如

(Whooley and Simon, 2000)

引用元:日本うつ病学会治療ガイドライン|Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

うつ病は生涯のうち100人に6人が経験するともいわれています。

参考:厚生労働省|うつ病

誰でも発症する可能性がある病気で、あなたも例外ではないかもしれません。

またマスメディアやソーシャルネットワークなどで「○○うつ病」や「新型(現代型)うつ病」「仮面うつ病」などを耳にしたことがあるかもしれません。

これらは通称や特定の医師が提唱している病名で、医学的な根拠は不明確です。

インターネットの診断サイトなどではうつ病の傾向がわかりますが、うつ病を診断することはできませんし、回答によってはうつ病の兆候を見逃してしまう危険性もあります。

うつ病かも?と思ったら必ず専門の医師の診断を受けるようにしましょう。

うつ病の原因|男性のうつ病は「更年期」と関係しているのか?

うつ病の原因

うつ病の原因はまだはっきりとはわかっていません。

本人の性格や特性、ストレスや対人関係、トラウマになるようなできごとがきっかけになるとはいわれていますが、個人差が大きいのが特徴です。

男性に特徴的なうつ病の原因

男性のうつ病

男性のうつ病患者の中には、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少したために男性更年期障害(LOH症候群)を発症し、うつ病の症状が現れてしまっているケースも少なくありません。

テストステロンには筋肉を発達させ男性らしい体つきにしたり、集中力ややる気を出したりする働きがあります。

しかし、年齢とともにテストステロンの分泌が少なくなると、次のような症状が現れやすくなるといわれています。

精神的な症状・気分の落ち込み
・集中力の低下
・眠れない
・忘れっぽい
・イライラする
身体的な症状・筋力や体力のおとろえ
・性欲の減少
・朝立ちが減る
・勃起しにくくなる
・勃起しても維持しにくくなる
・汗をかきやすくなる
・ほてった感じがする
・薄毛・抜け毛が増える
・太りやすくなる

また男性の更年期は女性と比べて急激に症状が現れにくく、30〜70歳まで幅広い年齢の人が発症しやすいという特徴があります。

テストステロン値も個人差があり、どの程度まで低下すれば男性更年期の症状が現れるかは一人ひとり異なっています。

男性更年期障害とうつの違い

聴診器

男性更年期障害(LOH症候群)とうつ病の診断は非常に難しいと言われています。

実際、相談する病院によって診断が分かれることも多く、治療の遅れから症状が悪化するケースもあるようです。

男性更年期障害とうつを判断する目安としては、以下2つの方法が考えられます。

1つ目はAMSスコアに回答する方法です。男性更年期障害をセルフチェックできるもので、アンケートに回答しスコアづけをします。クリニックの診断でも用いられている方法です。

下記のページでAMSスコアを紹介しているため、一度回答してみるとよいでしょう。

2つ目は男性ホルモン(テストステロン)の量を測定する方法です。

日本泌尿器科学会では、男性更年期障害の診断基準となる数値をガイドラインにて定めています。

男性ホルモンの数値が低い場合、男性更年期障害を発症しているためにうつ症状を患っている可能性が考えられます。

参照:日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会/「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会「加齢男性性腺機能低下症候群 診療の手引き」

しかし、「うつ病を発症したケース」と「更年期障害によってうつ症状が発症しているケース」ではアプローチの方法が異なるため、自己判断せず専門医に相談するのが望ましいでしょう。

一般的にはうつ病は心療内科を受診し、男性更年期障害は症状にあわせて泌尿器科や内科、心療内科を受診することが推奨されています。

現在では「メンズヘルス外来」や、うつと男性更年期障害の両方を専門としている「男性更年期障害専門外来」など、違いを見極めて治療を提案してくれるクリニックもあるため、そういったクリニックの受診を検討してもよいでしょう。

毛髪・爪からあなたの男性力がわかる「ホルモン量測定キット」

髪・爪からテストステロンを数値化

あすか製薬メディカルでは、少量の髪の毛・爪から男性力を可視化できる「ホルモン量測定キット」を開発しました。

ホルモン量測定キットは男性ホルモンの代表格である「テストステロン」の量を測定できるキットです。

「テストステロン」は骨格、筋肉を強化するだけでなく

  • 生活習慣病の予防やアンチエイジング
  • 日々のバイタリティーやモチベーションを向上させる
  • 男性の生殖機能を向上させる

など、男性の心身の健康を保つのに非常に重要な役割を果たしています。

使い方は簡単3ステップ!

  1. 髪の毛もしくは爪を採取
  2. 採取した検体を袋に入れる
  3. ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ

3分ほどで簡単に完了します。

結果レポートでは下記のことがわかります。

  • 男性力の指標となるテストステロンの数値
  • 男性力のレベルを4段階で評価
  • あなたへのアドバイスや男性ホルモンを増やす方法など、男性力アップに役立つ情報

「なんだか、集中力がなくやる気が出てこない」

「筋トレなど運動をしても、昔みたいに成果があがらない」

「男らしさがない!」と女の子に言われた…という方は、ぜひ一度ホルモン量測定キットをお試しください。

※男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。

うつ病発症のリスク因子

リスク

誰でも発症する可能性があるうつ病。

しかし、次のような持病がある人や薬を使用している人は、そうでない人と比べてうつ病を発症しやすいことがわかっています。順に解説します。

うつ状態を引き起こしやすい病気

脳の疾患

次のような持病がある人は、うつ病を発症しやすいことがわかっています。

しかし、持病があるからといって全員がうつ病を発症するわけではなく、個人差が大きいことには注意が必要です。

疾患具体例
神経解剖学的疾患脳卒中、パーキンソン病、外傷性脳損傷
神経内分泌学的疾患クッシング症候群、甲状腺機能低下症
そのほか多発性硬化症

出典:日本うつ病学会治療ガイドライン|Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

病気別のうつ病発症率

うつ病発症率

うつ病は誰でも発症する可能性がある病気ですが、持病によってはその確率が高くなることが報告されています。

身体疾患うつ病発症(%)
一般人口10.3
心疾患17~27
脳血管疾患14~19
悪性腫瘍22~29
アルツハイマー病30~50
慢性疼痛をともなう身体疾患30~54

出典:日本うつ病学会治療ガイドライン|Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

うつ状態を引き起こしやすい物質

うつ状態を引き起こしやすい物質

病気以外にも、薬やたばこなどさまざまな物質が原因でうつ状態になる可能性があります。具体的には、次のような物質です。

  • アルコール
  • カフェイン幻覚剤(フェンシクリジン他)
  • 揮発性物質
  • オピオイド
  • 鎮静・催眠・抗不安薬
  • 刺激剤(コカイン、アンフェタミン他)
  • たばこ
  • ステロイド
  • αインターフェロン
  • ジスルフィラム
  • 一部の降圧薬

出典:日本うつ病学会治療ガイドライン|Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

うつ病を疑うサイン

チェックリスト

うつ病を疑うサインは「本人が気付く変化」と「周囲が気付く変化」の2つに分けられます。それぞれについて、以下にまとめました。

自分が気付く変化1.悲しい、ゆううつな気分、沈んだ気分
2.何事にも興味がわかず、楽しくない
3.疲れやすく、元気がない(だるい)
4.気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
5.寝つきが悪くて、朝早く目がさめる
6.食欲がなくなる
7.人に会いたくなくなる
8.夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
9.心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
10.失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
11.自分を責め、自分は価値がないと感じる
周囲が気付く変化1.以前と比べて表情が暗く、元気がない
2.体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
3.仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
4.周囲との交流を避けるようになる
5.遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
6.趣味やスポーツ、外出をしなくなる
7.飲酒量が増える など

引用:厚生労働省|2.うつ病を知る

うつ病の重症度

医師の診断

うつ病は「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)」という診断基準をもとに診断されます。

DSM-5は、一般の人が診断基準から自己診断するためのものではありません。熟練した医師が身体症状や病歴・心理検査の結果などとともに使用します。

うつ病はDSM-5の9の診断基準項目のうち5項目以上があてはまることと、対人関係や職業、日常生活などに支障をきたしているかによって、軽症・中等症・重症の3つに分けられます。重症になるほど気持ちが落ち込むだけでなく日常生活が難しくなり、場合によっては死を考えてしまうほど追い詰められるケースもあります。

重症度定義
軽症診断基準9項目のうち、5項目を概ね超えない程度に満たす。
症状の強度として、苦痛は感じられるが、対人関係上・職業上の機能障害はわずかな状態
中等症軽症と重症の中間に相当するもの
重症診断基準9項目のうち、5項目をはるかに超えて満たし、症状は極めて苦痛で、機能が著明に損なわれている

出典:日本うつ病学会治療ガイドライン|Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

うつの重症度によって、治療方法や服用する薬の種類、治療に必要な期間は異なります。医師の指示を守って適切な治療を受けることが、うつ病の重症化予防と回復にはかかせません。

うつ病の治療方法

うつ病の治療

うつ病では、おもに以下の3つの治療方法を併用します。

  1. 休養
  2. 薬物療法
  3. 精神療法

患者の症状や重症度、生活への影響によって治療方法や期間は一人ひとり異なります。治療を始めても、目に見えた病状の改善を感じないケースもあるかもしれません。

しかしうつ病の長期化や再発を防ぐためには、あせらずゆっくりと治療することが重要です。医師と相談しながら、うつ病の治療に取り組んでいきましょう。

治療方法①休養

休養

うつ病の治療では、心や体の負担を軽減することが重要視されます。

ストレスの原因となったり、症状を悪化させたりする要因から身体的にも心理的にも距離をおくようにしましょう。

自宅でゆっくりすごすことが難しいケースでは、入院がすすめられるケースもあります。

治療方法②薬物療法

薬物療法

抗うつ薬や抗不安薬など症状に合わせた薬を併用して、心や体の負担を軽減します。

症状が改善したからといって、いきなり薬の服用を中断すると症状が再発したり、より辛くなってしまったりすることがあります。自己判断で薬を調整するのはやめましょう。

治療方法③精神療法

精神療法

認知行動療法や対人関係療法などうつ病を発症した原因や、回復を妨げている原因の治療をおこないます。

繰り返して治療を受けることで心や考え方の癖を改善し、うつ病を再発しにくくしたり、自分で対処しやすい考え方を身につけたりする効果が期待できます。

うつ病発症はふせげる?働き盛りの男性が今すぐ行うべき3つの対策

うつ病発症の対策

うつ病は遺伝的要因やストレス、生活習慣などさまざまな原因で発症する可能性があります。

うつ病の発症をふせぐために、働き盛りの男性が今すぐ行うべき3つの対策を紹介します。

  1. ストレスを溜めない
  2. 生活習慣をととのえる
  3. 気持ちの変化を無視しない

①ストレスを溜めない

ストレスを溜めない

ストレスはうつのきっかけになったり、悪化させたりする可能性があります。ストレスを溜めないように、くつろいだり、楽しんだりする時間を持ちましょう。

疲れが残らなければ、ストレス発散方法に制限はありません。

趣味や誰かと話す、マッサージやリラクゼーションをする、旅行や長時間眠るなどご自身にあった方法を取り入れましょう。

②生活習慣をととのえる

食生活

うつになると食事の回数が減ったり、偏ったりしがちです。できるだけ3食、バランスよく食事をするようにしてください

また、睡眠不足にならないように心がけてください。眠れないときは、横になって身体を休めるだけでも十分です。

適度な運動は体力の維持や、気分転換にかかせません。室内でのストレッチだけでも効果があります。

無理せず、つらくない範囲で週2~3回程度続けられる運動がおすすめです。

③気持ちの変化を無視しない

気持ちの変化

「ただ気持ちが落ち込んでいるだけ」「自分がうつになるわけない」と気持ちの変化を無視していると、うつの症状は悪化してしまう恐れがあります。

ちょっとした気持ちの変化でも、うつの兆しかもしれません。

もちろん、誰にだって気持ちが落ち込む日はあるものです。

しかし気持ちが落ち込んだ状態が数週間にわたって続き、仕事や日常生活にも支障が出るようなら、一度心療内科や精神科を受診してみてもいいでしょう。

身近にうつ病が疑われる方がいる場合

家族

うつ病は本人が気づかないことも多くあるため、家族やパートナー、友人が変化に気づきうつ病を疑うケースも少なくありません。

身近な人ができることの1つは、コミュニケーションをとり気にかけてあげることです。励ましや焦り、孤独感を高める言葉は使わず、話を聞いて寄り添いましょう。

もう1点、正しい情報を身につけることも非常に大事です。可能であれば一緒に病院に付き添い、医師の話を聞くのもよいでしょう。

もし治療に取り組んでいて改善が見込めない場合、「男性更年期障害」の可能性を考えてもいいかもしれません。

近年はメディアでも取り上げられ少しずつ認知されてきましたが、不調を感じた際に男性ご自身で「更年期障害ではないか」と疑う方はまだまだ少ないようです。

まとめ

手を握る

うつ病は誰でも発症する可能性がある病気です。

一般的にはトラウマや大きなストレスがあったり、持病があったりするとうつ病を発症するリスクが高くなるといわれています。

しかし働き盛りの男性の中には、テストステロン値が低下していることで男性更年期を発症し、うつ症状があらわれている人も少なくありません

男性更年期の早期診断・早期治療は、うつ症状の改善だけでなく発症を防ぐ効果も期待できます。

またテストステロンの分泌が低下すると薄毛や抜け毛、メタボリックシンドロームなどの悩みを引き起こすケースもあります。

うつの早期の診断・治療が、さまざまな悩みの解決にもつながるかもしれません。

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