男性更年期障害は何科に行けばいい?病院の検査の流れや治療内容を解説

男性更年期障害は何科に行く?
病院の検査の流れや治療内容

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#テストステロン #男性ホルモン

「なんだかやる気がでないし、怒りっぽくなった気がする」

「元気がないし体力の低下も感じる」

上記のような男性更年期障害の症状を感じた際、何科に相談したらよいのか、迷っている男性も多いことでしょう。

結論から申し上げると、男性更年期障害の方が受診すべき診療科は、現在現れている症状によって異なります

そこで本記事では、男性更年期障害の方は何科に行くべきなのか、症状別に解説します。

何科に相談すべきか知りたい方、検査や治療内容を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。


なお、あすか製薬メディカルでは男性力を可視化できる「ホルモン量測定キット」を販売しております。

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※男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。

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男性更年期障害とは|男性ホルモン量の低下による心身の不調

男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因で起こる病気です。

男性ホルモンの分泌量は思春期直前から急増し、20〜30代でピークを迎えた後、40代頃からゆるやかに減少します。

そのため、男性更年期障害は40代〜60代の方に多い病気です。

男女別・加齢と性ホルモン分泌の変化

男性更年期障害になると、心身にさまざまな不調が現れます。

主な症状は次の通りです。

  • ほてり、のぼせ
  • 性欲減退
  • 不眠
  • 疲労感
  • 倦怠感
  • 発汗
  • 勃起不全(ED)
  • 精神不安

また次の特徴を持つ方は男性更年期障害になりやすいと言われています。

  • ストレスをためやすい人
  • 運動不足の人
  • 几帳面で真面目な性格の人
  • 責任感が強い人

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あすか製薬メディカルでは、少量の髪の毛・爪から男性力を可視化できる「ホルモン量測定キット」を開発しました。

ホルモン量測定キットは男性ホルモンの代表格である「テストステロン」の量を測定できるキットです。

「テストステロン」は骨格、筋肉を強化するだけでなく

  • 生活習慣病の予防やアンチエイジング
  • 日々のバイタリティーやモチベーションを向上させる
  • 男性の生殖機能を向上させる

など、男性の心身の健康を保つのに非常に重要な役割を果たしています。

使い方は簡単3ステップ!

  1. 髪の毛もしくは爪を採取
  2. 採取した検体を袋に入れる
  3. ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ

3分ほどで簡単に完了します。

結果レポートでは下記のことがわかります。

  • 男性力の指標となるテストステロンの数値
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「なんだか、集中力がなくやる気が出てこない」

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「男らしさがない!」と女の子に言われた…という方は、ぜひ一度ホルモン量測定キットをお試しください。

※男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。

男性更年期障害は何科に行けばいい?症状に応じて判断

男性更年期障害は、症状に応じて受診する診療科を判断しなければなりません。

受診すべき診療科は次の通りです。

  1. 性に関する症状の場合:泌尿器科
  2. 身体に不調が現れている場合:内科
  3. 心に不調が現れている場合:精神科
  4. 複数の症状が現れている場合:メンズヘルス外来

自身の症状に当てはまる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

①性に関する症状の場合:泌尿器科

男性ホルモンが低下して男性更年期障害になると、性機能への影響が出ます。

勃起不全や性欲の減退など、性に関する症状がある場合は泌尿器科を受診してください。

泌尿器科では、主に男性ホルモン補充療法(注射剤や経口剤、皮膚吸収剤などによる男性ホルモンの注入)で男性更年期障害の改善を目指せます。

勃起不全で満足に性交を行えない状態であれば、ED治療薬の処方も可能です。

性に関する症状を放置すれば、パートナーとの関係悪化にもつながる恐れがあります。

「勃起力が以前に比べ弱まった」「性交を満足に行えない」などの悩みがあれば、泌尿器科を受診しましょう。

②身体に不調が現れている場合:内科

身体のほてりや疲労感、筋力低下など、身体に不調が現れている場合は、内科を受診してください。

内科では、血液検査や心電図検査などを実施することで症状を多角的に調べます。

男性更年期障害による症状なのか、それ以外の疾患による症状なのかを判断するためです。

男性更年期障害の症状を放置することで、他の病気を併発するリスクもあります。

症状が悪化する前に、内科を受診しましょう。

③心に不調が現れている場合:精神科

気分の落ち込みやイライラ、不安感が募る方は精神科を受診してください。

精神科では、性格検査や能力検査で心の状態に注目し、病状を確認します。

男性更年期障害による精神症状をうつと思い込んでしまう方も多いですが、うつと男性更年期障害では取るべきアプローチが異なります。

そのため精神科で心の状態を診てもらい、正しい原因を突き止めることが大切です。

④複数の症状が現れている場合:メンズヘルス外来

メンズヘルスケア外来は「男性更年期外来」とも呼ばれ、男性ホルモンに起因するさまざまな症状を広く扱う外来です。

メンズヘルスケア外来では、男性更年期障害の専門医師がさまざまな角度から症状を捉え、最適な検査・治療方法を提案します。

性機能症状・身体症状・精神症状のどれにも対応できるので、「複数の症状が同時に現れている」「どの診療科に行くべきかわからない」という方におすすめです。

病院における男性更年期障害の検査の流れ

病院で男性更年期障害を検査する場合、問診を受けた後、血液検査をする流れが一般的です。それぞれ解説します。

STEP①問診

まずは問診で、男性更年期障害の進行度を確認します。

問診では主に、「AMS問診票」と呼ばれる17の質問に回答します。各症状に対して5段階評価で回答する形です。

一例として次のような質問があるので、率直に回答していきましょう。

「不安感はあるか?」

「筋力の低下はあるか?」

「性的機能の衰えはあるか?」

質問に回答することで、男性更年期障害のおおよその進行度が把握できます。

STEP②血液検査

問診が終わったら、血液検査を行います。血液検査ではテストステロン値だけでなく、次のような項目も検査します。

  • PSA(前立腺マーカー)
  • 肝機能
  • 腎機能
  • 赤血球
  • 脂質
  • 糖代謝

血液検査の結果が出るまでは、1〜2週間程度の時間がかかります。当日中に結果は分からないので、予約を取って再度来院しましょう。

血液検査の結果が出たら、問診の結果と合わせ、男性更年期障害かどうかの判断が行われます。合わせて、どのように治療を進めていくかを医師と話し合います。

病院における男性更年期障害の治療方法

病院における男性更年期障害の主な治療方法は、男性ホルモン補充療法と漢方薬の2つです。

それぞれ解説します。

①男性ホルモン補充療法

男性ホルモン補充療法とは、注射剤や経口剤、皮膚吸収剤などを用いて男性ホルモンを補充する治療法です。

男性ホルモン量を直接的に増やす方法なので、症状の改善を実感しやすいのが特徴です

ただし、1回の治療で男性更年期障害が改善するわけではありません。注射であれば約2〜4週間に1回の治療を、症状を見ながら数ヶ月にわたって継続する必要があります。

また、肝機能障害や精巣萎縮、多血症などの副作用が現れる可能性があります。

選択する際は、医師と十分に話し合いましょう。

②漢方薬

次のケースに該当する方の場合、漢方薬で男性更年期障害の症状の改善を図る場合があります。

  • 症状が比較的軽度な方
  • 前立腺疾患などで男性ホルモン補充療法が行えない方
  • 薬の副作用が心配な方

漢方薬には体質改善や自然治癒力を高める効果が期待できます現在現れている症状に合わせ、漢方の種類を選択します。

男性更年期障害は自然に治る?

男性更年期障害の原因が解決できれば、自然に治る可能性はあります

例えばストレスによってテストステロン量が低下しているなら、ストレスを根本から解消することで症状は徐々になくなっていくでしょう。

しかし実際のところ、男性更年期障害は加齢やストレス、生活習慣など、複数の原因が重なって発症しているケースもあります。

原因を突き止め解決していくのが理想ですが、そもそも加齢で十分なテストステロン量を分泌できない状態になっている可能性も大いに考えられます。

症状が顕著な場合は、早めに病院を受診しましょう。

日常生活でできる男性更年期障害の改善方法

男性更年期を日常生活の中で改善したい方に向けて、有効な改善方法をご紹介します。

  1. 十分な睡眠をとる
  2. 栄養バランスの良い食事を心がける
  3. 適度に運動する

誰でも簡単に取り組める方法です。ぜひ実践し、改善に努めてください。

①十分な睡眠をとる

男性ホルモンは睡眠中に分泌が促されるため、男性更年期障害を改善するには十分な睡眠をとることが大切です。

5時間未満の睡眠を1週間続けることで、テストステロン値が10〜15%程度低下したという研究結果もあります。

参考:Journal of the American Medical Association (JAMA)2011年6月1日号

テストステロン値を下げないためにも、1日7時間程度は睡眠をとりましょう。

また「寝る前にスマホを見ない」や「寝酒をしない」などを心掛けることで、睡眠の質向上が期待できます。

睡眠の質を向上させることでも、テストステロン値の低下を防止しやすくなるでしょう

②栄養バランスの良い食事を心がける

栄養バランスの良い食事を心掛けることで、男性更年期障害の改善が期待できます。

特にテストステロンなどの男性ホルモンは、コレステロールを原料にして分泌されます

コレステロールは肉類(特に内臓系)や魚類、卵などから摂取できます。

ただし、コレステロールの摂りすぎは動脈硬化や肥満の原因となるため、適度に摂取することを心掛けてください。

コレステロールを合成する過程では、脂質・糖質・タンパク質も必要とされます。偏った食事を避け、満遍なく栄養を摂取することが大切です。

③適度に運動する

適度な運動はテストステロンの分泌を促進すると言われています。

ランニングやウォーキングなどの有酸素運動でもテストステロンの分泌は促進されますが、特に筋トレはテストステロンを分泌させる方法として効果的です

ただし、過度な筋トレは逆効果になる場合があります。

オーバーワーク(筋肉の回復が間に合わずに疲労感が持続する状態)がテストステロン値を下げるといった意見もあります。

運動不足を解消する程度の、適度な運動を心掛けましょう。

男性更年期障害に関するよくある質問

男性更年期障害に関して、よくある質問をまとめました。

男性更年期障害について理解を深めたい方、疑問がある方は参考にしてみてください。

Q. 男性更年期障害の検査や治療にはどれくらいの費用がかかりますか?

男性更年期障害の検査は、初診で10,000円程度が相場です。

その後、仮に注射による男性ホルモン補充療法を選択した場合、月3,000円〜10,000円程度がかかります。

症状や体質によって治療方針が大きく変わってくるため、まずは検査を受けて医師と話し合う必要があります。

※保険適用の場合

Q. 男性更年期障害の検査や治療は保険適用ですか?

男性更年期障害と診断された場合は保険適用になります。

一方でアンチエイジングや予防のための検査・治療の場合は保険適用外です。

Q. 男性更年期障害にはバナナが効くって本当ですか?

本当です。バナナは男性更年期障害による「うつ症状」の予防に効果が期待できます。

バナナに含まれるトリプトファンは、精神を安定させるセロトニン(別名:幸せホルモン)の生成を促すと言われています

Q. 男性更年期障害に終わりのサインはありますか?

男性更年期障害に終わりのサインはありません。

男性更年期障害の症状には個人差があり、原因も人それぞれ異なるからです。

一方で症状が軽くなり、和らいできた場合は「男性更年期障害の終わりが近い」と考えられるでしょう。

Q. 男性更年期障害で診断書をもらい休職はできますか?

診断書自体は申告すれば発行してもらえますが、休職できるかどうかは会社の規則によります。

医師によって療養が必要と判断され、休職によって改善の見込みがあるなら、休職を認めてくれる会社もあるでしょう。

まずは上司や人事担当者を通じ、会社の規則を確認することが大切です。

まとめ

男性更年期障害の方が何科を受診するかは、現れている症状によって変わってきます。

判断基準は次のとおりです。

  • 性に関する症状の場合:泌尿器科
  • 身体に不調が現れている場合:内科
  • 心に不調が現れている場合:精神科
  • 複数の症状が現れている場合:メンズヘルス外来

実際にどのような治療を行うかは、問診や血液検査などによって判断されます。

「男性更年期障害かな?」と気になる方は、放置せずに病院へと足を運びましょう。

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