育毛剤や育毛シャンプーは効果ある？効果的な育毛方法5選を紹介！

育毛の仕組み｜毛母細胞の活性化と頭皮血行の促進がカギ

髪の毛には1本1本寿命があり、成長期・退行期・休止期の3つの周期を繰り返しています。この「伸びては抜ける」を繰り返す過程をヘアサイクルと呼びます。

成長期には毛母細胞が活性化し、退行期・休止期には髪の毛が衰えて抜け落ちるます。そのため、いかにヘアサイクルを乱さず正常に働かせるかが、育毛における重要なポイントです。

具体的には、以下の2つを意識して育毛を実施しましょう。

• 毛母細胞の活性化
• 頭皮血行の促進

上記の2つに注力することで、髪をすこやかな状態に保ち、成長期の短縮を防げます。

効果的な育毛方法5つ

育毛効果が期待できる方法を5つに厳選してご紹介します。

• 育毛剤の使用
• 育毛シャンプーの使用
• 頭皮マッサージの実施
• サプリメントによる栄養補助
• 専門医へ相談し、病院・クリニックでの診察・治療

具体的な対策を見ていきましょう。

育毛方法①育毛剤の使用

育毛剤の使用は、いま生えている髪の毛をすこやかな状態へと導く効果が見込めます。次の2つの効果を持ち合わせた、医薬部外品の育毛剤を使用すると良いでしょう。

• 毛母細胞の分裂・増殖を促す
• 血行を促す

上記の2つにより、頭皮環境が整えられて育毛効果が期待できます。

それぞれに有効な成分は以下の通りです。

期待できる効果	代表的な成分
毛母細胞の分裂・増殖を促す	・ミノキシジル ・アスチルビン
血行を促す	・センブリエキス ・ナイアシンアミド

育毛剤を購入する際に、配合されている成分をチェックしてみましょう。

育毛剤と発毛剤の違いは？

混同されやすい「育毛剤」と「発毛剤」ですが、使用目的や役割がそれぞれ異なります。

	育毛剤	発毛剤
分類	医薬部外品	医薬品
使用目的	抜け毛の予防	薄毛の治療
期待できる効果	いま生えている髪の毛を 健康的な状態に保つ	いま生えていない髪の毛を生やして、 毛量を増やす

なかでも注目すべき大きな違いは、期待できる効果です。育毛剤は、いま生えている髪の毛をすこやかな状態に保てますが、新たな髪の毛を生やすことはできません。

厚生労働省によると、育毛剤の定義は以下の通りです。

【育毛剤（養毛剤）】
 脱毛の防止及び育毛を目的とする外用剤
【効能効果の範囲】
育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、 発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛

引用：厚生労働省「医薬部外品の効能効果の範囲」

髪の毛の本数を増やしたい場合は、育毛剤ではなく発毛剤を選択するのがよいでしょう。ただし発毛剤は医薬品に分類されるため、必ず医師に処方してもらいましょう。

育毛方法②育毛シャンプーの使用

育毛シャンプーを使用すると、頭皮の汚れが落ち、頭皮環境が整いやすくなります。頭皮環境が健康になれば、あわせて育毛効果も期待できます。

育毛シャンプーを選ぶ際は、自分の肌質や頭皮の状態に合うものを見極めましょう。選ぶ際の基準は以下の通りです。

頭皮の状態・肌質	選ぶべきシャンプー
敏感肌	アミノ酸系 （弱酸性でおだやかな使用感）
乾燥肌	ベタイン系 （洗浄成分は植物由来のアミノ酸系 保湿力が高い）
脂性肌	高アルコール系・石けん系 （洗浄力が高い）

自分に合った育毛シャンプーを選び、頭皮環境を整えましょう。

育毛方法③頭皮マッサージの実施

頭皮マッサージを行うことで次の2つの効果が期待でき、育毛に繋がります。

• 頭皮の血流量が上昇する
• 髪のハリ・コシが増加する

頭皮マッサージは、頭皮環境を整え、毛髪のすこやかな成長をサポートできるのです。洗髪時におすすめの頭皮マッサージ方法をご紹介します。

【頭皮マッサージの方法】

1. 5本の指で頭皮全体をつかむように置く
2. 指先の位置を固定し、頭皮を押したまま3回ほど円を描くように動かす
3. 耳の上から頭の中心に向かって少しずつずらしながらマッサージをする
4. 両手が頭の中央にきたら「気持ちいい」と感じる部分を3秒間指圧する

肩の力を抜いてリラックスした状態で行うと、筋肉がゆるみ、より効果的にマッサージができます。

育毛方法④サプリによる栄養補助

育毛効果が期待できる毛髪の成長に必要な栄養が手軽に補助できるサプリメントで、栄養を補給するのもおすすめです。商品によって異なりますが、大半の育毛サプリには、次の4つの効果が期待できます。

• 髪の毛の生成を助ける
• 頭皮環境を整える
• 血行を促す
• ホルモンに働きかける

育毛をサポートするのにおすすめの成分を以下にまとめます。

成分	期待できる効果
ケラチン L‐リジン 亜鉛 ビタミンB2	髪の毛の生成を助ける
ビタミンA ビタミンC コラーゲンペプチド	頭皮環境を整える
ビタミンE カプサイシン 高麗人参	血行を促す
ノコギリヤシ 大豆イソフラボン	ホルモンに働きかける

上記の成分が配合されているサプリを摂取し、頭皮により良い栄養を届けましょう。

サプリメントは医薬品ではなく「食品」として扱われるので、あくまでもセルフケアの一環としてお使いください。サプリメント自体に薄毛を改善したり発毛を促す効果は期待できません。

育毛方法⑤専門医へ相談し、病院・クリニックでの診察・治療

何かしらの脱毛症を発症している場合は、専門医へ相談し、病院やクリニックで診察を受けて正しい治療を行いましょう。

脱毛症の中でも、とくにAGA（男性型脱毛症）は日本人男性の約30％が発症すると言われています。

※日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン （2017 年版）」

医師の診断により、一人ひとりにあった治療が用いられますが、外用薬や投薬による治療から行うのが一般的です。

病院やクリニックで行える治療	内容
外用薬	毛細血管を広げ血液の流れをスムーズにする外用薬を処方
投薬治療	脱毛を抑制し髪の成長を促す薬を処方
薬剤注入	成長因子・亜鉛・各種ビタミンなど髪の成長を促す成分を注入
植毛	頭皮に髪の毛を移植

毛髪ホルモン量測定キットでAGAリスクをチェック

育毛方法について調べている方の中には、

「もしかしてAGAかもしれない」
「家系に薄毛が多いので自分も薄毛になるのでは…」

と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、あすか製薬メディカルでは毛髪5〜10本^※でAGAのリスク及びDHT値を把握できる「毛髪ホルモン量測定キット」を開発しました。

※3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上採取してください。

毛髪を検査機関に送るだけで、毛髪中のDHTを測定し、AGAのリスクを4段階で知ることができます。

【レポート例と臨床試験結果】

※臨床試験の結果に基づき評価しています

検査結果レポートでは、あなたに合った今すぐできるAGA対策をお知らせします。

将来のAGAリスクが気になる方はぜひお試しください。

本キットはあくまでAGAのリスクレベルを評価するもので、AGAであるかを診断するものではありません。医師の診察・指導を優先してください

育毛に良い食べ物は？

育毛を促すには、バランスの良い食事を摂ることが大切です。毛髪の主成分であるたんぱく質や血行を促すビタミン類をバランスよく摂取すると良いでしょう。

栄養	働き	含まれる食材
タンパク質	髪の毛の成長をサポートする	大豆製品、青魚、鶏肉、卵、乳製品
ビタミンA	血行を促す	卵、ニラ、人参、ほうれん草、鶏レバー
ビタミンB	頭皮の新陳代謝を活性化させる	大豆製品、いわし、バナナ
ビタミンE	血行を促す	ナッツ類、ごま、玄米
亜鉛	脱毛を抑制する	アーモンド、貝類、豚レバー、うなぎ
ヨード	脱毛を抑制する	貝類、レバー、海藻類

ビタミン類だけでなく、脱毛の抑制が期待できるヨードや亜鉛も積極的に摂取することをおすすめします。

ただし、特定の栄養だけを摂取するのではなく、全ての栄養をバランスよく摂取することを意識しましょう。

まとめ

効果的な育毛方法は次の5つです。

• 育毛剤の使用
• 育毛シャンプーの使用
• 頭皮マッサージの実施
• サプリメントによる栄養補助
• 専門医へ相談し、病院・クリニックでの診察・治療

一度に実践することは難しいかもしれませんが、できることから取り入れてみましょう。

また、AGAが疑われる場合は専門医へ相談することをおすすめします。

自分で育毛を実施しつつも、薄毛の悩みが深刻な場合は一度病院・クリニックへ足を運んで専門医へ相談してみてください。