髪の毛が細い原因とは？
太くする5つの方法

髪の毛が細い人の特徴は？細いか太いか見分ける基準

髪の毛が細い人の特徴は下記のとおりです。

髪の毛が細い人はボリュームが少なく一本一本が柔らかいため、ぺたんとした髪型になることが特徴的です。

髪の毛が細い・柔らかい5つの原因

髪の毛が細い・柔らかいのには以下5つの原因が考えられます。

1. 遺伝や生まれつき
2. 加齢
3. ストレス
4. 誤ったヘアケア
5. 脱毛症や病気によるもの

子どものころから髪が細い場合は遺伝が主な原因として考えられ、大人になってから細くなった方は加齢やストレスなど後天的な原因が考えられます。

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

原因①遺伝や生まれつき

髪の毛が細い主な原因として、遺伝や生まれつきによるものが考えられます。

髪の毛の細さや柔らかさなどは遺伝的な要素が大きく関わっており、子どもの頃から髪の毛が細く柔らかい場合は遺伝・体質と言えるでしょう。

生まれつき髪が細い場合は後天的に太くすることは難しいでしょう。育毛対策など、髪の毛の成長を促しても、元々の太さ以上に髪の毛を太くすることは期待できないかもしれません。

遺伝・生まれつきではなく、後天的に細くなった場合は改善できる可能性があります。

原因②加齢

髪の毛が健康な方でも、加齢によって髪が細くなることがあります。

通常、髪の毛は頭皮の毛細血管を通して栄養が送られて成長します。歳を重ねると、毛細血管が老化するため、髪の毛の栄養が十分に供給されません。髪の毛が健康な状態を保てなくなり、細くなることが原因です。

また、加齢によってヘアサイクルが乱れるのも原因の一つです。髪の毛は成長期から退行期、休止期を経て抜け、新たな毛が生えるといった周期を繰り返しています。

髪の毛の成長期間が短くなるなどヘアサイクルが乱れると、髪の毛は十分に成長しきれず、細い状態のまま抜けるようになります。

加齢による細毛は自然なことですので、30〜40代以降から髪の毛が細くなったと感じている方は、加齢が原因の一つとして考えてよいでしょう。

原因③ストレス

過度なストレスがかかると自律神経が乱れます。

自律神経が乱れると交感神経が優位になり、心も身体も緊張状態となります。すると血管が収縮したり、血液が優先的に筋肉へ運ばれるようになったりして、頭皮が血行不良を起こして髪の毛が細くなることがあります。

また、自律神経の乱れは皮脂腺や汗腺の活動を活発化させるため、頭皮環境の悪化にもつながります。

ストレスは髪の毛の成長に大きな影響を及ぼすため、髪の毛の太さを取り戻すためには、ストレスを取り除くことが重要です。

原因④誤ったヘアケア

誤ったヘアケアは、頭皮に負担をかけて細毛の進行につながります。

誤ったヘアケアには、たとえば以下のものがあります。

髪の毛のためにヘアケアを行っていても、誤った方法を繰り返せば髪の毛が細くなる可能性があります。

頭皮を清潔な状態に保つ洗髪も、1日2回以上行えば必要以上に皮脂を洗い流してしまい、頭皮環境の悪化を招きかねません。

また、カラーリングやパーマなど、過度なヘアアレンジも髪の毛や頭皮に負担がかかるため、髪の毛が細くなりやすいです。

原因⑤脱毛症や病気によるもの

脱毛症や病気が原因で髪の毛が細くなっている可能性も考えられます。

男性の場合は「AGA」と呼ばれる、男性型脱毛症によって髪の毛が細くなることがあります。AGAは進行性の疾患で、髪の毛が細くなって徐々に薄毛になる脱毛症です。

日本人男性のうち、50代の40%以上はAGAを発症し、20代も約10%が発症しています。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版｜日本皮膚科学会ガイドライン

自己判断で対処したり放置したりせずに、髪の毛が細くなったと感じている方は、早めに専門医へ相談することをおすすめします。

また、女性の場合は髪の密度が低下する「びまん性脱毛症」や、「甲状腺疾患」と呼ばれる全身疾患によって髪の毛が細くなっている可能性があります。

全身疾患も細毛を招く原因の一つなので、男性と同様、女性も自己判断でセルフケアを行うのではなく専門医へ相談してみてはいかがでしょうか。

髪が細いのは脱毛症だから？毛髪ホルモン量測定キットでAGAリスクを検査しよう

男性で髪が細くなったと感じている方は、男性型脱毛症「AGA」が原因かもしれません。

AGAの発症は、男性ホルモンの一種「DHT」が原因の一つです。DHT量が多い人はAGAを発症しやすいことがわかっています。

そこで、あすか製薬メディカルは5～10本^※の毛髪で、AGAリスク及びDHT値（AGAの原因の一つである男性ホルモン）がわかる「毛髪ホルモン量測定キット」を開発しました。

毛髪内のDHT量を測ることによって、AGAのリスクを把握できる検査キットです。

※3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上採取してください

検査に必要な毛髪量は5～10本で、自宅でも手軽に検査キットを使用してAGAリスクを把握することが可能です。

毛髪ホルモン量測定キットを使用して髪の毛を送付後、約2〜3週間で検査結果レポートを指定のメールアドレスへ送付いたします。検査結果レポートでは、ご自身のAGAリスクだけでなく、医療機関の受診やセルフケアのソリューションをご提案しています。

※本キットはAGAかどうかを診断するものではありません

最近髪の毛が細くなったと感じている方や、将来的なAGAリスクが不安な方は、ぜひ一度「毛髪ホルモン量測定キット」をお試しください。

毛髪ホルモン量測定キットについて詳しく見る

細くなった髪の毛を太くすることが期待できる5つの方法

細くなった髪の毛を太くすることが期待できる方法には、次の5つがあります。

1. 栄養バランスの整った食生活にする
2. 生活習慣を見直す
3. 育毛剤を使用する
4. シャンプーの方法を見直す
5. 専門医に相談し、AGAなら薄毛治療を受ける

ここからは、それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

①栄養バランスの整った食生活にする

偏った食生活は栄養不足を招き、血流の悪化につながります。血流が悪くなれば、頭皮や髪の毛へ十分に栄養を供給できなくなるため、髪の毛がきちんと成長できずに一本一本が細くなります。

栄養バランスの偏りが原因の場合、正しく栄養を摂ることで改善が見込めるでしょう。

また、髪の毛の主成分となるタンパク質や、髪の毛の成長を促すミネラル、ビタミンを摂取することも重要です。ただし、髪の毛に必要な栄養素のみを摂取したからといって、髪の毛が太くなることが期待できるわけではありません。

偏りないさまざまな食品を摂り、脂肪分の多すぎないバランスの整った食事を心がけましょう。

栄養バランスの偏りを感じたら、サプリメントの活用もおすすめです。

②生活習慣を見直す

偏った食生活のほか、睡眠不足や栄養不足など生活習慣の乱れも髪の毛が細くなる原因の一つです。

生活習慣の乱れは血行不良を招き、頭皮環境の悪化、毛髪の成長の妨げにつながります。

1日最低6時間以上は睡眠時間を確保し、運動を習慣化しましょう。髪の毛の成長ホルモンは睡眠時間に分泌されやすく、適度な運動は血行改善の効果が期待できます。

③育毛剤を使用する

育毛剤は頭皮を清潔に保ち、髪の毛が育ちやすい環境を整えます。また、今生えている髪の毛を健康的に育てることも期待できます。

育毛剤を使用することで、以下のことが期待できます。

• 髪の毛を太くする
• 髪にハリとコシを与える
• 抜け毛を防止する
• 頭皮環境を整える
• 発毛を促進する

ハリやコシがない髪の毛は柔らかく、一本一本が細い状態です。育毛剤で髪の毛の成長を促進・サポートすることで髪の毛にハリやコシを与えます。

新たに髪の毛を生やすことは期待できませんが、今ある細くなった髪の毛を太くすることは期待できるでしょう。また、頭皮環境を整えることで薄毛の防止にもつながるでしょう。

④シャンプーの方法を見直す

1日2回以上のシャンプーなど、誤ったヘアケアは頭皮に大きなダメージを与え、細毛につながります。

シャンプーは1日1回だけにし、指の腹を使って優しく行いましょう。

シャンプーの前にはブラッシングをして髪のもつれを取っておき、お湯で素洗いしておくのも有効です。お湯で髪の毛を濡らすのではなく、シャンプーをせずに一度髪をお湯のみで洗うことで髪に付着した汚れを落とすことができます。

すすぎ残しは髪の毛や頭皮にダメージを与える原因になるので、念入りにシャンプーを洗い流し、シャンプー後はドライヤーを使用して素早く乾かしましょう。

⑤専門医に相談し、AGAなら薄毛治療を受ける

AGAが原因で髪の毛が細くなっている場合、専門医へ相談しAGA治療を受けることをおすすめします。AGAは進行性の脱毛症で、放置しても自然に治ることは期待できないでしょう。

AGAの治療法には大きく4つあり、日本皮膚科学会のガイドラインにおける、それぞれの治療法の推奨度は次の通りです。

	治療方法	ガイドラインでの推奨度
内服薬	抜け毛を抑える治療薬の服用	行うよう強く勧める
外用薬	発毛を促す治療薬の塗布	行うよう強く進める～勧める
注入薬	髪の毛の成長を促す成分を頭皮に直接注入	行わない方が良い
植毛	自分の健康な髪の毛を採取して患部に移植	行うよう勧める

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版｜日本皮膚科学会

AGAは内服薬や外用薬を使用して治療するのが一般的です。

また、AGAかどうかを自己判断で見極めるのは困難なため、「以前より髪の毛が細くなった」「髪の毛が抜ける量が増えてきた」などの症状がある場合は、お早めに専門医へ相談してみてはいかがでしょうか。

男女別！細い髪の毛をカバーする髪型

髪の毛が細いと毛髪にボリュームが出ず、ぺたんとした髪型になってしまいます。髪質が原因でヘアスタイルがうまくいかないとお困りの方は多いのではないでしょうか。

細い髪の毛でも、ヘアセットやヘアスタイルを工夫することで、ふんわりとした髪型にすることが可能です。

ここからは、男女別に細い髪の毛をカバーする髪型について紹介していきます。

髪の毛が細い男性は、前髪を上げてトップにボリュームを出す髪型

髪の毛が細い男性は、前髪を上げてトップにボリュームを出す髪型を検討してみましょう。

前髪をおろした髪型や、頭頂部の髪の毛をぺたんとさせた髪形だと、毛量が少なく見えてしまいます。ショートヘアにし、前髪からトップにかけてボリュームを出すことで、細毛・薄毛の印象を和らげることができます。

また、髪の毛を伸ばしてカバーするのは逆効果です。髪の毛を立ててボリュームを出すのが難しくなるほか、汗をかけば髪が束になって清潔感も失われます。

髪の毛が細い女性は、ふんわりとボリュームのあるショートヘア

髪の毛が細い女性は、ショートヘアも検討してみましょう。

ロングヘアやセミロングなど、髪の毛が長いと重力によって髪の毛が引っ張られ、ぺたんとした髪型になりやすいです。髪の毛を短くカットすることで、ふわっとしたボリュームを出すことができます。

また、ロングヘアの女性は、ドライヤーで髪の毛を持ち上げる方法もあります。ドライヤーで下から風を当てると、髪の毛をふんわりさせることが可能です。

まとめ：毛髪ホルモン量測定キットでAGAリスクを検査しよう

髪の毛が細くなる原因は次の通りです。

• 遺伝や生まれつき
• 加齢
• ストレス
• 誤ったヘアケア
• 脱毛症や病気によるもの

中でも、男性型脱毛症「AGA」は薄毛を進行させる疾患のため疑いのある場合は早めに専門医へ相談してみてはいかがでしょうか。

AGAはストレスやヘアケアを改善しても髪の毛が太くなる効果はあまり期待できないため、専門医へ相談しAGA治療を受けてみることをおすすめします。

なお、あすか製薬メディカルは自身のAGAリスクがわかる「毛髪ホルモン量測定キット」をご提供しています。最近髪の毛が細くなったと感じている方は、ぜひ一度毛髪ホルモン量測定キットをお試しください。

※医師の診断に代わるものではありませんのでご留意ください