フィナステリドの効果と副作用
他のAGA治療薬との違いや注意点
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#AGA #はげ #薄毛 #育毛
フィナステリドは日本ではじめて認可を受けたAGA治療薬(プロペシア)の有効成分です。
プロペシアのジェネリックが誕生してからは「フィナステリド錠」という薬の名称でも広く知られています。
抜け毛予防に効果があるという情報は多いですが、本当に薄毛が改善するかどうか疑問に感じている方もいるでしょう。
「フィナステリドはどんな薄毛にも効果があるの?」
「AGA治療に興味はあるけど副作用が心配…」
このような不安をお持ちの方のために、この記事ではフィナステリドの服用で期待できる効果や起こりうる副作用について解説します。
服用時の注意点や費用相場にも触れているので、AGA治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
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フィナステリドとは
フィナステリドはもともと、米国の製薬会社が前立腺肥大症や前立腺癌の治療のために開発した成分です。
1992年に「Proscar(プロスカー)」の商品名で前立腺肥大症の治療薬として承認されて以降、服用した患者に多毛の症状が認められたことから薄毛治療薬としての研究がスタートしました。
1997年にはAGA治療薬として米国で認可を受け、現在は日本をはじめ世界60ヶ国以上で使用されています。
フィナステリドの効果
フィナステリドには、抜け毛が増えるのを予防し、薄毛の進行を食い止める効果が期待できます。臨床試験では、フィナステリド服用者の90%以上にその効果が表れました。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
フィナステリドには、還元酵素5αリダクターゼの阻害作用があると言われています。
5αリダクターゼはAGA発症のきっかけになるとも言われており、男性ホルモン(テストステロン)と結合すると、悪性の男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。
DHTの増加でヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増えるのがAGAのメカニズムです。
フィナステリドはAGA発症のきっかけになる5αリダクターゼを阻害することから、薄毛予防に効果があるとされています。
日本皮膚科学会は、薄毛治療におけるフィナステリドの服用を推奨度A(行うよう強く勧める)と定めています。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
フィナステリドの副作用と発現率
フィナステリドで起こりうる副作用には次の2つがあります。
- 性欲減退・勃起機能不全
- 肝機能障害
副作用①性欲減退・勃起機能不全
フィナステリドの臨床試験では、被験者の1〜5%の割合でリビドー減退、1%未満の割合で勃起機能不全・射精障害・精液量減少など性機能に関する変化が認められました。
これらの症状は、フィナステリドの服用を中止することで改善する場合がほとんどです。
とはいえ、性欲減退や勃起機能不全の可能性を知ると不安になる方が多いのも事実です。
フィナステリド服用開始後は体調に変化が出ないかを十分に確認し、気になることは医師に相談しましょう。
副作用②肝機能障害
フィナステリドの服用により、倦怠感・食欲不振・むくみ・黄疸などの肝機能障害が発生することがあります。(頻度不明)
フィナステリドが肝臓で代謝される成分ということもあり、肝機能障害を持つ方に対しての臨床試験は行われていません。
よって肝臓に持病がある方への投与は慎重に行わなければならず、クリニック受診の際は医師への申告が必要です。
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの違い
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの違いは次のとおりです。
期待できる効果 | 副作用 | |
フィナステリド | Ⅱ型5αリダクターゼに作用し薄毛を予防 | 性欲減退、勃起機能不全、肝機能障害 |
デュタステリド | Ⅰ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼに 作用し薄毛を予防 | 性欲減退、勃起機能不全、肝機能障害、 黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、 ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害 |
ミノキシジル | 毛乳頭細胞を刺激し発毛を促進 | 発疹、かゆみ・かぶれ、頭痛・めまい、 心拍が速くなる、手足のむくみ |
フィナステリド・デュタステリドは薄毛予防を主な目的とするのに対して、ミノキシジルは発毛促進を主な目的とします。
このことから、フィナステリド・デュタステリドは「守り系の薬」、ミノキシジルは「攻め系の薬」と呼ばれることがあります。
フィナステリドとデュタステリドは、どちらも薄毛予防の効果がある点は共通です。
しかし、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼに作用するため、フィナステリドよりも強力な効果が期待できます。
フィナステリド成分を含むAGA治療薬
フィナステリドを主成分とするAGA治療薬は、国内では以下の2種類が承認されています。
- プロペシア
- フィナステリド
プロペシア
プロペシアは世界ではじめて認可を受けたAGA治療薬です。
米国の製薬会社であるメルク社が開発し、国内では日本法人であるMSD株式会社が製造販売を行なっています。
プロペシアはフィナステリドの含量によって、0.2mgと1mgの2種類の錠剤があります。
臨床試験では0.2mgと1mgで副作用の頻度に大きな差が見られなかったことから、1mgのみを取り扱うクリニックが多いようです。
日本では2005年10月に厚生労働省の認可を受け、同年12月から販売開始となりました。
フィナステリド
フィナステリドは、プロペシアのジェネリック医薬品です。主成分名がそのまま薬名となっています。
効果や副作用の頻度は、プロペシアと大差がないと言われています。錠剤の種類も、プロペシアと同じく0.2mgと1mgの2種類です。
2022年現在、日本では10社以上の製薬会社がフィナステリドを製造販売しています。
※国内承認薬を処方可能なオンラインクリニックは以下のページを参考にしてください。
フィナステリドの料金|3,000〜5,000円が相場
フィナステリドを主成分とするAGA治療薬の料金相場は次のとおりです。
治療薬 | 料金相場 |
プロペシア | 8,000〜10,000円/月 |
フィナステリド(プロペシアのジェネリック) | 3,000〜5,000円/月 |
国内で認可されているのはプロペシアとフィナステリド(プロペシアのジェネリック)のみです。
上記よりも費用が安い未承認薬も存在しますが、通販等を通じた個人輸入となるため、安易な購入はおすすめしません。
なお、AGA治療は保険診療として認められていないため、治療にかかる費用は全額自費負担となります。
フィナステリドの服用方法
フィナステリドの用法用量は、0.2mgを1日1回1錠です。
増量は可能ですが、上限は1日1mgまでです。自己判断で服用量を増やさず、医師と相談の上決めましょう。
フィナステリド服用時の注意点
以下に該当する方はフィナステリドの服用はできません。
- 女性(妊娠中および授乳中の方は粉砕・破損した錠剤に触れるのもNG)
- 20歳未満の方
フィナステリドの有効性と安全性は、20歳以上の健康な成人男性に対してのみ確認されています。よって女性や未成年の方は服用できないのでご注意ください。
とくに、フィナステリドがもつDHTを低下させるはたらきは、男性胎児の生殖機能の発育に影響を及ぼす可能性があるとして、妊娠中・授乳中の女性が服用するのは禁忌です。
また、フィナステリドは皮膚からも吸収されるため、妊娠中および授乳中の方は割れた錠剤に触れることもおやめください。
フィナステリドにまつわるよくある質問
フィナステリドにまつわるよくある質問に回答していきます。
Q. フィナステリドをやめるとどうなりますか?
AGAを発症している場合は、やめると再び薄毛が進行する恐れがあります。
フィナステリドには薄毛予防の効果を期待できるものの、AGAを根本改善する効果は期待できません。
毛髪の状態を維持するためには、効果を実感した後も投薬を続ける必要があります。
Q.フィナステリド単体でも薄毛は改善しますか?
軽症の薄毛であればフィナステリド単体で改善した例もあります。
ただし、フィナステリドに期待できる効果はあくまで薄毛の予防であるため、薄毛の進行状態によっては他の薬を併用して治療を進めることが推奨されます。
フィナステリドはミノキシジル外用薬との併用が可能です。
ミノキシジル外用薬には発毛促進の効果が期待できるため、両者を併用することでより早い薄毛改善を目指せるでしょう。
Q.フィナステリドは処方箋なしでも購入できますか?
原則、処方箋なしでは購入できません。
例外として、通販等の個人輸入であれば処方箋なしでも購入できます。
ただし、個人輸入で手に入れた治療薬には正規品と同じ成分が含まれている保証がなく、万が一重篤な副作用が生じても公的な救済措置を受けられないため、安易に手を出すべきではありません。
Q.フィナステリドで体毛が濃くなることはありますか?
非常に稀ですが、体毛が濃くなることはあります。
フィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬であり、投与された人に多毛の症状が認められたことから薄毛治療薬としての研究がはじまりました。
前立腺肥大症の治療薬とは有効成分の含量が異なるものの、主成分がフィナステリドである点は同じなので、体毛が濃くなる可能性はゼロではありません。
Q.フィナステリドは女性の薄毛にも効果がありますか?
フィナステリドは女性の薄毛治療には使用できません。
女性の薄毛治療ではミノキシジルやスピロノラクトンなどの薬が処方されます。
Q.フィナステリドは含量が多い方が効き目がありますか?
含量が多い方が、効き目があると考えられています。
ただし、含量が多くなることで副作用のリスクも大きくなるため、自己判断で量を増やすべきではありません。医師と相談の上、適切な量の処方を受けましょう。
まとめ
フィナステリドの基本情報を以下にまとめます。
期待できる効果 | テストⅡ型5αリダクターゼに作用し薄毛を予防するテスト |
服用方法 | 1日1回1錠を服用 |
副作用 | 性欲減退、勃起機能不全、肝機能障害 |
服用できない方 | 女性の方、20歳未満の方 |
フィナステリドを安全に服用するためには、医師による診察を受ける必要があります。通販等の個人輸入には安易に手を出さないようにしましょう。
このページに掲載されている情報について
このページ内の情報は、あすか製薬メディカルが可能な限り調査および点検したものです。しかしながら、その確実性を常に保証するるものではありません。また、医学的な判断については主治医の先生にご確認ください。
このページ内の情報を利用された結果、万が一不都合や不利益が発生することがありましても、あすか製薬メディカルは最終的な責任は負いかねます。
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