★頭皮のかゆみの原因と対策|シャンプーや薬での地肌ケアについて解説

頭皮のかゆみの原因と対策

「頭皮がかゆくなるのはなぜ?」
「毎日シャンプーしているのにかゆみが止まらない」

頭皮にかゆみが生じるのにはいくつかの原因が考えられます。

頭皮トラブルを解消するにはかゆみの原因を見極め、正しく対処することが大切です。

この記事では頭皮がかゆくなる原因と対策をわかりやすく解説します。一時的な対処法も紹介するので、頭皮のかゆみでお悩みの方はぜひお読みください。

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頭のかゆみになる4大原因

頭皮のかゆみ

頭にかゆみが生じる主な原因は次の4つです。

  1. 頭皮の乾燥
  2. 皮脂の過剰分泌
  3. ニキビやできものによる炎症
  4. ヘアケア製品によるアレルギー

それぞれの特徴について、詳しく見ていきます。

①頭皮の乾燥

頭皮のかゆみ

頭皮にかゆみが生じるもっとも大きな原因が乾燥です。

頭皮が乾燥する理由には、

  • 空気が乾燥している
  • シャンプーの回数が多い(1日1回以上)
  • ドライヤーの時間が長い
  • 紫外線ダメージを受けている

などがあげられます。

空気が乾燥しやすい冬や紫外線量の増える夏は、顔と同じように頭皮の水分量も低下します。体質的に肌が乾燥しやすい方は、かゆみに加えてフケがともなうことも

かゆみやフケを改善しようとシャンプーの回数を増やす方がいるのですが、かゆみの原因が乾燥であるならば洗いすぎは逆効果です。

必要な皮脂まで洗い流すと肌のバリア機能が低下し、結果としてかゆみを悪化させる原因につながってしまうのです。

②皮脂の過剰分泌

頭皮

皮脂の分泌量が増えると頭皮に雑菌が繁殖し、かゆみをはじめとする頭皮トラブルにつながることがあります。

皮脂分泌が活発になる原因は次の通りです。

  • 季節的要因
  • 男性ホルモンの増加
  • ストレスによる自律神経の乱れ
  • 高脂質・高カロリーな食事など

気温が上昇する春〜夏は代謝が活発になり、皮脂の分泌量も増加します。

雑菌は皮脂をエサにして繁殖するため、皮脂量が多い頭皮は雑菌が繁殖するのに絶好の環境であると言えるのです。

ストレスや食生活も皮脂量が増える原因であるため、頭皮環境の悪化によってかゆみが生じる可能性があります。

③ニキビやできものによる炎症

頭皮のかさぶた

皮脂の過剰分泌によって頭皮の皮脂バランスが崩れると、かゆみをともなうニキビができやすくなります

赤みを帯びた炎症は脂漏性皮膚炎(または脂漏性湿疹)と呼ばれ、本来ならばステロイドや抗真菌薬での治療が必要です。

髪の毛で覆われている頭皮はニキビができてもわかりにくい上、症状を自覚してもどのように対処すべきかわからない方も多いでしょう。

かゆみのほか、でこぼことしたニキビや湿疹がある場合は医療機関を受診することをおすすめします。

④ヘアケア製品によるアレルギー

シャンプー・トリートメント

頭皮のかゆみがおさまらない場合、普段使っているヘアケア製品が肌に合っていない可能性も考えられます

ヘアケア製品に含まれる成分で、アレルギー反応を引き起こしやすいものは次の通りです。

  • 界面活性剤(ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど)
  • 香料
  • 着色料
  • 防腐剤(パラベン、フェノキシエタノールなど)

毎日何気なく使っているシャンプーがかゆみの原因だったというのはよくあるお話です。

年齢とともに肌質が変化すれば、今までトラブルなく使えていたシャンプーが肌に合わなくなることは十分に考えられるでしょう。

季節の変わり目は頭皮のかゆみが出やすい?

季節の変わり目は頭皮トラブルが起きやすい時期です。かゆみを引き起こす原因を季節ごとにまとめました。

季節原因
・花粉の付着により炎症を起こす
・汗をかくことで頭の水分が蒸発し、乾燥・かゆみが発生する
・紫外線の刺激によりバリア機能が低下し、炎症を起こす
秋・冬・空気が乾燥することで頭皮も乾燥やかゆみを起こす

季節によるトラブル・かゆみは日々の習慣で改善できるものも多いため、正しい頭皮ケアを心がけるようにしてください。

そのかゆみ 病気のサインかも

説明する医師

頭皮のかゆみを放置することで頭皮の病気を発症するリスクがあります。

とくに気を付けたい症状は下記の5つです。

主な症状考えられる病名
「頭皮の赤み」が見られる場合頭皮湿疹
「赤みを帯びた湿疹やフケ」が見られる場合脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
「赤みを帯びた湿疹や銀白色のかさぶた」が見られる場合乾癬(かんせん)
「脱毛やうろこ状の発疹」が見られる場合頭部粃糠疹(とうぶひこうしん)
「脱毛やうろこ状の発疹」が見られる場合頭部白癬(とうぶはくせん)

それぞれ紹介します。

①頭皮湿疹

頭皮湿疹

頭皮湿疹とは、頭皮に赤いぶつぶつができ、かゆみや痛みが生じる病気の総称です。

頭皮湿疹の種類は以下のようなものがあります。

  • 接触性皮膚炎
  • 脂漏性湿疹
  • 皮脂欠乏性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 膿痂疹

それぞれの症状の違いなどをまとめました。

接触性皮膚炎脂漏性湿疹皮脂欠乏性皮膚炎アトピー性皮膚炎膿痂疹
主な症状水疱やぶつぶつ、赤みなど赤みやかゆみ、フケなど頭皮の乾燥赤みやぶつぶつ、かゆみなどかさぶた
原因石鹸や金属、摩擦などの外的刺激頭皮の常在菌であるマラセチア菌の増殖頭皮の皮脂の欠乏アレルギーを起こしやすい体質黄色ブドウ球菌や連鎖球菌
対策外的刺激との接触を避ける洗髪を毎日行い、頭皮をよく洗う皮脂を洗い流す力の強いヘアケア製品を選ばないアレルゲンの侵入を防ぐ黄色ブドウ球菌や連鎖球菌に対処する抗生剤の外用

まずは医師に症状を相談し、正しい病名を知ることが重要です。

症状に応じて適切な対策を心がけましょう。

②脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性皮膚炎は皮脂分泌が活発な部位に生じる皮膚疾患です。

マラセチアと呼ばれる真菌が作り出す物質が皮膚を刺激し、かゆみをともなう赤い湿疹が現れます。頭皮や生え際においてはフケが出やすいのが特徴です。

生後3ヶ月頃までの乳児や思春期、40代以降の方に多く見られ、性別は女性よりも男性に多い傾向にあります。

乳児は自然に治るケースがほとんどですが、成人は慢性化や再発に注意が必要です。

以下に症状が出やすい部位をまとめました。

  • 頭皮
  • 生え際
  • 耳の裏
  • 顔(鼻の周りや眉間、頬など)
  • 背中

③乾癬(かんせん)

乾癬とは、赤みや腫れなどの炎症が生じる皮膚疾患の一種です。

遺伝や環境的要因(ストレスや病気、生活習慣など)が複合的に作用し、免疫系機能に異常を引き起こすことで発症すると言われています。

乾癬にはいくつか種類があり、症状の現れ方がそれぞれ異なります。

種類特徴皮膚症状が出やすい部位
尋常性乾癬
(じんじょうせいかんせん)
皮膚が赤く盛り上がり、表面に乾燥したフケが出る。
5種類のうちもっとも多いタイプ。
・頭皮
・生え際
・肘
・膝やすね
・おしり
・背中など
※こすれやすい部位に症状が出やすい
乾癬性関節炎
(かんせんせいかんせつえん)
皮膚の赤みや腫れに関節の痛みがともなう。
関節リウマチと症状が似ているがそれぞれ異なる疾患である。
・手足の関節
・アキレス腱
・首や背骨
・足の裏など
滴状乾癬
(てきじょうかんせん)
1cm大の小さな発疹が現れる。
扁桃腺炎がきっかけで発症することがある。
子どもや若い人に多く見られるのが特徴。
・全身
乾癬性紅皮症
(かんせんせいこうひしょう)
尋常性乾癬の治療が不十分である、
または適切な治療を行わないなどの理由で
乾癬が全身に広がった状態。
皮膚の血流量が増えるため、
むくみや脱水、発熱などの症状が現れやすい。
・全身
※全身の90%以上に広がった場合に
乾癬性紅皮症と診断される
膿疱性乾癬
(のうほうせいかんせん)
皮膚の赤みと急激な発熱、
膿疱(膿がたまること)が生じる。
5種類の中ではもっとも稀な症状で難病指定されている。
・全身

乾癬はその病名の響きから感染症のイメージを持たれることがありますが、人にうつる病気ではありません。患者さんの肌に触れたり、温泉やプールに入ったりしても問題はありません。

④頭部粃糠疹(とうぶひこうしん)

頭皮の検査

頭皮に赤みはほとんどなく、乾いたフケが多い場合は頭部粃糠疹である可能性があります。いわゆる「フケ症」とも呼ばれる病気のことです。

原因としては主に次の3つが考えられます。

  • 男性ホルモンの一種であるアンドロゲン
  • 皮膚の常在菌
  • シャンプーやリンス

自分でもできるケアとして、シャンプーやリンスの洗い流しを徹底するようにしましょう。

流し残ったシャンプーやリンスがフケになることを防ぐためです。

改善が見られない場合は、肌質に合っていない可能性もあるので、シャンプーやリンスを変えてみることを推奨します。

フケの悪化が止まらない場合は、皮膚科に相談し有効な外用薬を処方してもらうことがおすすめです。

⑤頭部白癬(とうぶはくせん)

気になる生え際

かゆみとともにうろこ状の発疹もしくは斑状の脱毛が生じている際は、頭部白癬を疑いましょう。頭部白癬とは、頭皮の感染症の一種です。

症状として脱毛や発疹があるものの、頭皮に炎症が見られないことが特徴です。

皮膚糸状菌(ひふしじょうきんしょう)や白癬菌属(はくせんきんぞく)の真菌が主な感染源で、10代、もしくは10歳以下の小児の感染者が全体の50%近くと、若年に多く見られます

感染力が強いため症状が確認できたらすぐに対処しましょう。

治療が必要になりますので、頭部白癬の症状が見られた際にはまずは皮膚科に相談します。

主に抗真菌薬の服用や、治療用のシャンプーなどで治療を行います。

病気のサインかも?年代によって考えられる症状

家族

かゆみをともなう症状については、年代によって発症しやすいものもあります。

子どもに多いものとしてアタマジラミ、高齢者に多いものとしては更年期症状によるかゆみを紹介します。

【子ども】アタマジラミ

シャンプー

8歳以下の子どもがかゆみを訴えている場合、アタマジラミである可能性が高いです。

アタマジラミとは、頭髪に寄生して吸血する虫です。

アタマジラミは成虫になると2mm〜4mmほどの大きさになるので目視で確認できます。

もし子どもの頭皮にアタマジラミが見られた場合は、医師に相談してみましょう

日頃からできる予防法としては、枕カバーやシーツ、タオルをよく洗うことです。

また、枕カバーやシーツ、タオルなどを55度以上のお湯につけておくとアタマジラミは死滅するので、被害が見られた場合にはこのような対処を行うことで再発を防げます。

出典:東京都福祉保健局 

【女性】更年期症状

笑顔の男性と女性

女性が抱えるかゆみの原因のひとつに更年期症状が見られます。

更年期に起こる女性ホルモンの低下現象によって、髪や頭皮の乾燥が起こりやすくなることが原因です。

一般的に更年期症状は50代から現れると言われていますが、早い方だと40代から心身に不調が認められます。

エスカレートすると敏感肌になり頭皮のかゆみや抜け毛をともなうので、乾燥のケアを日頃からするようにしましょう。
保湿効果の高いヘアケア製品を選ぶことが効果的です。

頭のかゆみを速攻で治したい!冷やすことで一時的な軽減は見込める

頭皮のかゆみを抑える応急処置として、頭部を冷やす方法があります。

皮膚の温度が下がると神経の活動がおさえられ、かゆみを一時的に軽減させることができます。頭部を冷やすには保冷剤を包んだタオルやおしぼりなどを使うといいでしょう。

もっとも、頭部を冷やすのはあくまで応急処置であり、根本的な解決策とは言えません

まずはヘアケアや生活習慣を見直した上で、日常生活に支障が出るようなかゆみは医療機関に相談するなどの方法も検討しましょう。

頭がかゆい時にまずは見直したいシャンプーの方法

頭皮のかゆみが気になる時は、まず毎日の洗髪方法を見直しましょう。

ポイントは次の5つです。

  1. 低刺激・かゆみを抑えるシャンプーを使う
  2. シャンプーは1日1回までにとどめる
  3. シャワーの温度は38~39度で設定する
  4. シャンプー・コンディショナーのすすぎ残しに気を付ける
  5. ドライヤーは10〜15cm離す

ここからは頭皮トラブルを改善するシャンプーの選び方と、正しい洗髪方法を解説します。

①低刺激・かゆみを抑えるシャンプーを使う

ヘアケアアイテム

頭皮のかゆみが気になる方は、普段使っているシャンプーの成分をチェックしてください。

頭皮がかゆくなるのはシャンプーの洗浄成分が強すぎたり、香料や着色料、防腐剤などの添加物が刺激となっている場合があります。

かゆみの原因がシャンプーであれば、シャンプーを変えることで頭皮トラブルが改善する可能性が高いです。

シャンプー選びの際は成分に着目し、刺激の少ないアミノ酸系や無添加のものを選ぶといいでしょう

②シャンプーは1日1回までにとどめる

頭皮がかゆくなると、洗髪が不十分なのでは?とシャンプーの回数を増やそうとする方がいます。

シャンプーの回数が増えると、その分肌のうるおいを保つ皮脂や水分が失われます。結果として肌のバリア機能が低下し、かえってかゆみやフケを悪化させる恐れがあるのです。

頭皮に必要なうるおいを守るため、シャンプーは1日1回までとしてください。

③シャワーの温度は38~39度で設定する

頭皮のかゆみを軽減するには、シャワーの温度にも注意しましょう。

一般的に湯船の温度は40〜42度が適切だと言われていますが、頭皮や髪には温度が高すぎます

余分なダメージを与えず、必要なうるおいを守るには38〜39度のお湯が最適です。

④シャンプー・コンディショナーのすすぎ残しに気を付ける

シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しは、かゆみだけでなくフケやニオイなどの頭皮トラブルに直結します。

頭皮を清潔に保つには、洗髪はもちろん丁寧なすすぎも大切です。

すすぎ残しが起こりやすい耳の裏や生え際、頭頂部は鏡を見ながらしっかりと洗い流しましょう

⑤ドライヤーは10〜15cm離す

洗髪後は頭皮の水分が蒸発しないよう、しっかりとタオルドライしてからドライヤーですみやかに乾かしましょう

ドライヤーが近すぎると熱風で頭皮に負担をかけてしまうため、10〜15cmほど離して乾かすことを意識してください。

頭がかゆい時の対処方法

頭をおさえる男性

頭皮のかゆみを根本から改善するには、次の4つの方法が有効です。

  1. 保湿剤を使用する
  2. 生活リズムを正してストレスケアを行う
  3. ビタミンB2, B6を多く含む食品を摂取する
  4. 医薬品で治療する

それぞれの方法を詳しく解説します。

①保湿剤を使用する

頭皮のかゆみが乾燥からくるものである場合、保湿をすると症状が和らぐことがあります

頭皮用の保湿剤にはローションやオイルがあり、シャンプー後の頭皮が清潔な状態に使用します。

適度なうるおいはかゆみやフケの軽減につながるため、肌が乾燥しやすい方は頭皮の保湿ケアをはじめてみてはいかがでしょうか。

②生活リズムを正してストレスケアを行う

生活リズム

ストレスや不安から頭皮のかゆみを引き起こすことがあります。

そのため、かゆみを予防するために日頃からストレスを溜め込まないようにすることも必要です。

とくに夜の睡眠時間は大事にしましょう。

夜の11時~2時は皮膚細胞の再生が行われるターンオーバーが活発です。その時間に睡眠することで地肌ストレスの軽減にもつながります。

③ビタミンB2, B6を多く含む食品を摂取する

ビタミン

ビタミンB2、B6が不足するとフケ症になりやすいと言われています。

フケをともなうかゆみの場合は、ビタミンB2、B6を摂取しましょう。

ビタミンB2・B6を豊富に含む食品は下記の通りです。

<ビタミンB2>

  • 納豆(100gあたり0.56mg)
  • 牛乳(100gあたり0.15mg)
  • 豚レバー(100gあたり3.60mg)
  • アーモンド(100gあたり1.06mg)

<ビタミンB6>

  • びんなが(100gあたり0.94mg)
  • かつお(100gあたり0.76mg)
  • モロヘイヤ(100gあたり0.35mg)

出典:ビタミンB2の働きと1日の摂取量 / ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量

④医薬品で治療する

塗り薬

ヘアケアや生活習慣の見直しでも改善しない頭皮のかゆみは、医薬品での治療も検討しましょう。

皮脂の過剰分泌によって引き起こされるかゆみを治すには、まず抗真菌薬を用いて真菌の繁殖を抑制する必要があります。強い炎症にはステロイドも有効です。

薬の効果が出るまでには通常1〜2週間ほどかかります。抗真菌薬やステロイドは薬局やドラッグストア、ネットショップで購入できます。

市販薬で改善しない場合は別の原因が考えられるため、医療機関を受診した上で適切な治療を受けてください。

頭のかゆみにまつわるよくある疑問

よくある質問

Q.女性向けの頭皮ケアシャンプーはどのようなものを選べばいいですか?

「かゆみ・フケを抑える」ことに特化しているシャンプーを使用するとよいでしょう。

抗菌成分を配合しながら、低刺激のシャンプーもあります。

Q.頭のてっぺん(頭頂部)などの一部だけかゆいのですが、何が原因なのでしょうか?

頭頂部で炎症が起きていることによるかゆみが考えられます。

頭頂部の乾燥もしくは外部からの接触によるアレルギー反応も考えられるので、気になる場合は一度皮膚科に診てもらいましょう。

Q.ヘアカラーをしてからかゆみが出てきました。何が原因でしょうか?

ヘアカラーの成分にアレルギー反応が出ている可能性が高いです。

ヘアカラー後から48時間、かゆみ等の皮膚異常があった場合は皮膚科を受診してください。

出典:JHCIA日本ヘアカラー工業会

市販のヘアカラー剤には、肌質によって合う合わないがあるため、慎重に選びましょう。

心配な場合は美容院で相談し、パッチテストをしてもらいながら染めてみるのもおすすめです。

Q.かゆみを感じる箇所に痛みやひび割れができています。何が原因でしょうか?

痛みやひび割れをともなうかゆみの原因として、頭皮の乾燥が挙げられます。

皮脂を洗い流しすぎないことやローションでの頭皮の保湿を心がけることが大切ですが、症状がひどい場合は皮膚科の受診をおすすめします。

Q.頭皮のかさぶたが治らず、汁がでてきます。何が原因でしょうか?

頭皮にかさぶたや膿ができる原因には次のものが考えられます。

  • 脂漏性皮膚炎
  • ニキビ
  • アトピー性皮膚炎
  • 乾癬
  • 毛嚢炎
  • 粉瘤(ふんりゅう)など

かさぶたや膿が出るような状態は自己流でケアせず、すみやかに医療機関を受診しましょう。

Q.頭皮のかゆみとあわせて白髪が増えました。何か因果関係はありますか?

頭皮のかゆみと白髪に共通するのは加齢です。

加齢によって皮脂量が減少し、頭皮のうるおいが失われるとかゆみの原因になることがあります。

髪の色を黒く保つメラノサイトの働きも年齢とともに弱まっていくため、白髪の増加につながります。

まとめ

頭皮のかゆみは年齢や性別にかかわらず誰にでも起こりうるものです。

皮脂量や頭皮トラブル、アレルギーなどいくつかの原因が考えられるので、かゆみを落ち着かせるには原因に合った対処が求められます。

セルフケアで改善しない場合は市販薬や医療機関での治療も検討しましょう。頭皮環境が悪化すると別のトラブルを引き起こす恐れもあるので、早めの対策を心がけてください。

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