★薄毛の前兆・サインとは?薄毛になる人の特徴とならない人の違い

薄毛の前兆・サインとは?
薄毛になる人とならない人の特徴

「抜け毛が増えたように感じる」
「ヘアセットがしにくくなった」

毛髪にこのような変化が見られると、薄毛が進行している可能性が高いです。

薄毛=中年男性特有のものというイメージがありますが、20〜30代の若年層でも薄毛が深刻化することがあります。

薄毛が進行する前にはさまざまな前兆が見られるため、薄毛を予防したいとお考えの方は定期的にセルフチェックするのがいいでしょう。

本記事では薄毛の前兆やサインをチェック項目でまとめています。薄毛になりやすい人の特徴や対処法も解説するので、薄毛が不安な方はぜひお読みください。

なお、あすか製薬メディカルは5~10本の髪の毛でAGAリスク及びDHT(AGAの原因の1つである男性ホルモン)値がわかる「毛髪ホルモン量測定キット」を提供しています

※3cm以上の髪の毛を5本以上。長さが足りない場合は10本以上切ってください。

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将来的な薄毛が心配な方、最近抜け毛が増えてきたと感じる方は、測定キットの活用をおすすめします。

※本検査キットは医師の診断に代わるものではありませんので、AGAが疑われる場合には医療機関にご相談ください。

※本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。

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みんなのホルモン研究所

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薄毛の前兆|今すぐチェックすべき7つの症状

薄毛の前兆チェックリスト

抜け毛の増加や髪質の変化など、毛髪になんらかの変化が見られる場合は薄毛リスクが懸念されます

薄毛の前兆には次の7つの症状があります。薄毛リスクが不安な方は当てはまる項目がいくつあるかをチェックしてみましょう。

  • 抜け毛の量が増えた
  • 髪質が変化し、セットがしづらくなった
  • おでこが後退してきた
  • 頭頂部・つむじの髪の毛が薄くなってきた
  • 頭皮にかゆみや赤みがある
  • フケが出る
  • 頭皮が硬くなった

上記に1つでも当てはまる項目がある方は、今後薄毛が進行する可能性があります。ここからはそれぞれの症状を詳しく見ていきましょう。

1.抜け毛の量が増えた

薄毛の前兆としてまずチェックすべきポイントは抜け毛の本数です。

ヒトの毛髪は日々生え変わりを続けているため、1日50〜100本程度の抜け毛は正常の範囲です。1日に何本抜けたかを正確に数えるのは難しいですが、毎日100本以上抜けるようであれば薄毛リスクが高いと言えます。

抜け毛が増えたと感じやすいタイミングには、

  • シャンプー中
  • スタイリング中
  • 寝起き(枕に付着した抜け毛を見た時)

などがあります。

抜け毛が増える原因はいくつかありますが、よくあるのがヘアサイクルの乱れです。

加齢や遺伝、不規則な生活などの理由でヘアサイクルが乱れると、髪の成長期が短くなり次々に髪が抜けてしまうと考えられています。

薄毛のセルフチェックをする際は、これらのシチュエーションでどの程度の抜け毛が生じているかを確認してみてください。

2.髪質が変化し、セットがしづらくなった

ヘアセット

なんらかの原因でヘアサイクルが乱れると、髪は十分に成長しきれず細く短いまま抜け落ちます。

髪が細く痩せてしまうと、まず使い慣れたスタイリング剤が合わなくなります。

スタイリング剤の重みで髪がへたる、スタイリングが長続きしなくなるなどの変化があれば、髪質や毛量が変化しているサインだと言えるでしょう。

3.おでこが後退してきた

くしで髪を整える男性

薄毛の前兆でもっともわかりやすいのが、おでこ(生え際)の後退です。

おでこの後退はAGAの典型的な症状の一つです。AGAは男性ホルモンや遺伝などの理由で髪が抜ける男性特有の脱毛症で、おでこや頭頂部の髪が薄くなるといった特徴があります。

以前と比べておでこが広くなったり、左右の生え際が剃り込みのように後退するのはAGAの前兆だと判断できるでしょう。

AGAの進行パターン

AGAは進行性の脱毛症なので、放置すると上記イラストのⅦ型の状態まで薄毛が深刻化する可能性があります。

AGAにはさまざまな治療法がありますが、進行ステージが重度であればあるほど治療法の選択肢が狭まります。

おでこの後退が気になる方は早めの薄毛対策を心がけましょう。

参照元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

4.頭頂部・つむじの毛が薄くなってきた

頭皮マッサージ

頭頂部(つむじ周辺)の髪が少なくなるのは、男女に共通して見られる薄毛症状の一つです。

男性特有のAGAは、生え際と頭頂部の髪が薄くなるという特徴があります。重症化すると、おでこから頭頂部にかけて広い範囲で薄毛が進行することも

女性の場合はFAGAまたはFPHLと呼ばれ、頭頂部を中心に地肌が露出していきます。長髪の方はとくに分け目が広がって見えるので、薄毛の印象が強調されてしまいます。

頭頂部はじっくり観察しないと薄毛に気づきにくい部位なので、手鏡などを使って次のポイントをチェックしてみてください。

  • 地肌が透けて見える
  • 毛の流れ(つむじの向き)がはっきりしない
  • ほかの部位に比べて毛が細いor短い

5.頭皮にかゆみや赤みがある

頭皮のかゆみ

頭皮にかゆみや赤みが生じるのは、なんらかの理由で頭皮環境が悪化していると考えられます。

頭皮環境の悪化はベタつきや炎症、抜け毛などさまざまなトラブルを引き起こします。適切に対処しなければ抜け毛が増え続け、薄毛が進行する可能性もあるのです。

皮脂の過剰分泌からくる抜け毛は脂漏性脱毛症と呼ばれ、フケや赤み、湿疹を伴うこともあります

脂漏性脱毛症は年齢や性別を問わず起こりうるものですが、割合で見ると生後3ヶ月頃までの乳児と30〜50代の男性に多い傾向です。

頭皮環境を悪化させる要因には次のものがあります。

  • シャンプー(洗浄力が強い、すすぎ残しなど)
  • 紫外線
  • 乾燥
  • ストレス
  • アレルギーなど

6.フケが出る

フケ

頭皮環境の悪化という意味では、フケが出やすい方も薄毛リスクが懸念されます

フケが出る原因は次の通りです。

  • 生活習慣の乱れ
  • ホルモンバランスの変化
  • 皮脂の過剰分泌
  • 極度の乾燥など

頭皮が極度に乾燥している、あるいは皮脂が過剰に分泌されると、フケが毛穴につまり抜け毛を誘発することがあります。

7.頭皮が硬くなった

頭皮マッサージ

頭皮が硬くなるのは頭皮の血行不良が原因です。

毛髪は血液が運搬する栄養素やホルモン、酸素によって成長するため、血液循環が正常であれば頭皮に十分な栄養が届きます。反対に、頭皮の血行が悪いと髪の成長に必要な栄養が届きにくくなります。

頭皮の硬さをチェックするには、まず両手を広げてボールを持つように頭部を包み込んでみてください。そのまま指を前後左右に動かし、頭皮がスムーズに動かなければ頭皮が硬い=血行不良の可能性が高いと言えます。

将来薄毛になりやすい人・薄毛になりにくい人の特徴

将来薄毛になりやすい人・薄毛になりにくい人の特徴

薄毛になりやすい人とそうでない人には以下の特徴があります。

薄毛になりやすい人薄毛になりにくい人
遺伝・家族に薄毛の人がいる・家族に薄毛の人がいない
生活習慣・過食または極端に食事量が少ない
・高脂質な食事を好む
・飲酒量が多い
・喫煙している
・睡眠不足である
・運動不足である
・ストレスを感じやすい
・栄養バランスのいい食事を習慣化している
・睡眠の質が高い
・喫煙はしない
・適度に運動している
・ストレスを感じにくい
頭皮環境・皮脂量が多くベタつきやすい
・フケやかゆみ、ニオイがある
・皮脂バランスが保たれている
・頭皮トラブルが少ない

薄毛の原因には遺伝と生活習慣、頭皮環境が大きく関与します。

ここからは、これら3つの要因がなぜ薄毛リスクを高めるのかを詳しく見ていきましょう。

1.遺伝

薄毛と遺伝には深い関わりがあり、家族に薄毛の人がいると子や孫にも薄毛が遺伝する確率が高いことがわかっています。

薄毛が遺伝する理由には、次の2つの要素が関わっています。

  1. 5αリダクターゼの活性度
  2. 男性ホルモンレセプターの感受性

男性の薄毛でもっとも多いAGAの発症には、5αリダクターゼとよばれる還元酵素が関与します。

5αリダクターゼとテストステロンが結合することで薄毛ホルモン(ジヒドロテストステロン)が生成されます。その後、男性ホルモンレセプターがジヒドロテストステロンの存在をキャッチすると、脱毛因子が増加し髪の成長が抑制され、抜け毛が増加してしまうのです。

5αリダクターゼの活性度と男性ホルモンレセプターの感受性が高い方は、そうでない方に比べて薄毛リスクが高いこと。そして、この2つの要素は両親や祖父母が持つ遺伝子の影響を強く受けることが明らかにされています。

中でも、母方の祖父または曽祖父の薄毛は高確率で遺伝すると言われています。

確率は100%ではありませんが、家族に薄毛の人がいるとそうでない人に比べて薄毛になる可能性が高いと言えるでしょう。

参考文献
Hamilton JB: Male hormone stimulation is a prerequisite and an incitant in common baldness, Am J Anatomy,1942; 71: 451―480.11)Li R, Brockschmidt
国立大学法人岩手大学「男性ホルモンシグナルの遺伝子ネットワークを次世代シークエンスで解明」

2.生活習慣

ベルが付いた目覚まし時計

睡眠不足や栄養バランスの乱れなど、いわゆる「不健康な生活」は薄毛リスクを高める原因の一つです。

睡眠中は髪の成長に必要なホルモンが多く分泌されますが、睡眠時間が不足するとホルモン分泌が妨げられます。

慢性的な睡眠不足は血行不良や皮脂の過剰分泌にもつながり、頭皮環境の悪化によって抜け毛を増加させます

また暴飲暴食や過度な食事制限など、食生活が乱れがちな方も薄毛になりやすいため注意が必要です。

3.頭皮環境

抜け毛が多い、または薄毛が進行しつつある方はなんらかの頭皮トラブルを抱えていることが多いです。

頭皮のベタつきやフケ、かゆみなどの症状は頭皮環境が正常でないことの表れです。適切に対処しなければ、抜け毛や炎症などさらなるトラブルの引き金となることも。

薄毛リスクが不安な方は、頭皮環境に異常がないかを日頃からチェックする習慣をつけましょう。

薄毛になりやすい髪質はある?

「軟毛や猫っ毛は薄毛になりやすい」というイメージがありますが、髪質が薄毛リスクを高めることはありません

髪の毛が細くやわらかいと、髪全体のボリュームが少なく見えてしまいます。髪型によっては薄毛であるように見えることもあり、毛量が少ない印象を持たれてしまうのかもしれません。

薄毛に見えることを気にしすぎるあまり、過度なケアをしてしまうとかえって頭皮に負担をかけてしまいます。

結果として薄毛が進行するケースは往々にしてあるので、薄毛予防のケアはほどほどに行いましょう。

AGAのリスクがわかる「毛髪ホルモン量測定キット」とは

あなたのAGAリスクを髪の毛5〜10本で評価します!

日本人男性の約30%がAGAを発症すると言われていますが、そのリスクを調べるには「毛髪ホルモン量測定キット」の活用が有効です。

このキットは毛髪内のホルモン値(DHT)を測定するもので、検査結果からAGAリスクを4段階で評価します。

検査に必要なのは5〜10本程度の髪の毛のみで、自宅にいながら精度の高い検査が受けられます。

※3cm以上の髪の毛を5本以上。長さが足りない場合は10本以上切ってください。

※本検査キットは医師の診断に代わるものではありませんので、AGAが疑われる場合には医療機関にご相談ください。

男性で薄毛を発症する割合は約30%

男性の薄毛でとくに多いのはAGAで、発症頻度は全年齢の平均で約30%であるとのデータがあります。

年齢別に見ると20代で約10%、30代が20%、40代は30%、50代以降では40数%と年齢とともに上がります。

参照元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

上記のデータから考えると、はげない人の割合は全体の7割ほどで、日本の成人男性の3人に1人は薄毛に悩まされていることがわかります。

薄毛が気になりはじめる年齢の平均は30〜40代ですが、早い方では20代から薄毛が進行していきます。

薄毛の前兆が認められる場合は、できるだけ早く対策をはじめることが大切です。AGAリスクを把握するには『毛髪ホルモン量測定キット』が便利です。

「抜け毛が増えた」「将来はげるかもしれない」などの不安がある方は、毛髪ホルモン量測定キットをご活用ください。

※3cm以上の髪の毛を5本以上。長さが足りない場合は10本以上切ってください。
※本検査キットは医師の診断に代わるものではありませんので、AGAが疑われる場合には医療機関にご相談ください。

今すぐできる|薄毛改善のための対策

薄毛の対策方法

これ以上薄毛を進行させないためにできる対策は次の3つです。

  1. 薄毛治療を行う
  2. 生活習慣を改善する
  3. 食事の栄養バランスを見直す

ここからはより具体的な対策を見ていきましょう。

1.薄毛治療を行う

クリニックを受診する男性

薄毛の進行を予防するには、クリニックで適切な治療を受けるのがもっとも効果的な方法です。

多くの男性を悩ませるAGAは、飲み薬や塗り薬で症状の改善が期待できます。薄毛予防はもちろんのこと、薄毛が進行している部位を発毛させることも可能です。

悩んでいる間にも症状は進行していくので、薄毛でお悩みの方にはできるだけ早く専門医への相談をおすすめします。

2.生活習慣を改善する

ランニング

セルフケアで薄毛改善を目指すなら、まずは生活習慣の見直しからはじめてみましょう。

すぐにできる方法を以下にまとめました。

  • 毎日同じ時間に入眠する
  • まとまった睡眠時間を確保する
  • 適度な運動を心がける
  • 過度な飲酒は控える
  • 減煙・禁煙する

睡眠中は育毛を促す成長ホルモンが多く分泌されます。ホルモン分泌の妨げにならないよう、寝不足や夜更かしには十分注意しましょう。

寝つきを改善したい方は適度な運動も効果的です。ストレッチや軽めのウォーキングなど無理なくできるものからはじめてください。

お酒を楽しむ方は深酒や寝酒は控えましょう。タバコについては禁煙するのが理想ですが、難しい場合は徐々に本数を減らして最終的に禁煙を目指していきましょう。

3.食事の栄養バランスを見直す

食事

毛髪は日々の食事から摂取した栄養をもとに作られているので、育毛にいい栄養素は積極的に取り入れてください。

薄毛予防におすすめの栄養素と多く含む食品は次の通りです。

栄養素役割多く含む食品
タンパク質髪の主成分(ケラチン)を構成する肉・魚・卵・大豆製品など
ミネラル(亜鉛)髪の成長をサポートする牡蠣・レバー・牛肉・チーズ・するめなど
ビタミン細胞分裂を促進する野菜全般・豚肉など
イソフラボン5αリダクターゼを阻害する大豆製品全般

上記は育毛効果の高い栄養素ですが、特定の栄養素だけ摂取するのはおすすめできません。タンパク質を中心に、全体のバランスを考えたメニューを意識しましょう

参考
厚生労働省e-ヘルスネット「たんぱく質」
厚生労働省eJIM「亜鉛」
厚生労働省e-ヘルスネット「ビタミン」
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト「血中イソフラボン濃度と前立腺がん罹患との関連について」

まとめ

自転車通勤の男性

薄毛の前兆を見つけたら、そのまま放置せず早め早めに対処することが大切です。

薄毛は適切な治療やセルフケアで改善できる可能性があります。

薄毛対策は手を打つのが早いほど効果を実感しやすいので、気づいた時にすぐできるものからはじめていきましょう。

AGAが心配な方には自宅で簡単にAGAリスクを調べられる毛髪ホルモン量測定キットがおすすめです。

検査結果レポートは薄毛の原因特定や効果的な治療法の参考になるので、ぜひご活用ください。

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